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むかし書いた韓国コラム #989

 鳥インフルエンザの影響で玉子の値段が上がり、最近になり米国産の玉子が輸入されスーパーで販売されるようになった。それを伝えるメディアの報道で米国産の玉子を「白い玉子」と表現するケースが多く見られた。玉子といえば白いものだろうと思ってしまうが、韓国の玉子は茶色いものが主流だ。白い玉子がないわけではないが、一般的に玉子と言えば茶色い。あるテレビニュースでも「韓国では見るのが難しい白い玉子」と紹介されていた。

 試しに日韓のポータルサイトで玉子の画像を検索したところ、出てきた画像は日本のサイトでは白と茶色が半々ぐらいだったが、韓国では茶色が多かった。やはり韓国では玉子と言えば茶色いものなのだろう。

 ちなみに、日本では茶色い玉子、韓国では白い玉子の栄養価が高いという俗説があるが、白くても茶色くて栄養価に違いはないとのこと。

【解説】
 あまり気にもしていなかったが確かに韓国で買っていた玉子は茶色いものだった。あと韓国と日本では玉子の殻の厚さも違いがあるのではないかと思う。長年韓国の玉子に慣れ親しんでいたためか、日本に引き揚げてきて玉子焼きを作ろうと玉子を割ったらうまく割れなかった。たかが玉子だが意外に微妙な違いがあるものだ。

 
(初出:The Daily Korea News 2017年1月24日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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