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むかし書いた韓国コラム #935

 韓国中部内陸部を走る観光列車「Oトレイン」と「Vトレイン」は好調のようで、その後南部地方を走る「Sトレイン」が登場した。通常の車両と違い、いずれも車内は観光客向けに趣向を凝らしており、特にVトレインはトロッコ風の列車となっている。

 鉄道公社はさらに新たな観光列車を5月から運行する。その名も「DMZトレイン」。ソウルと都羅山を結ぶもので、車体デザインは平和・自由・和合をテーマにした。現在ソウルから臨津江・都羅山へは途中のムン山で乗り換えなくてはならないが、DMZトレインは乗り換え不要のため観光も便利になりそうだ。下半期には清涼里から白馬高地を結ぶ列車も運行する予定という。白馬高地は朝鮮戦争の激戦地として知られ、2012年11月にそれまで韓国最北端の駅だった新炭里駅から北に延伸して新駅が開業した。DMZ観光は個人で行くのは乗り換えなどもあり少々手間だったが、観光列車の登場で楽になりそうだ。

【解説】
 「Oトレイン」と「Vトレイン」があるなら「Iトレイン」もほしいなぁとか言ってみたりして。写真はソウル駅に停車中のOトレイン。

(初出:The Daily Korea News 2014年2月19日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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