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むかし書いた韓国コラム #315
韓国の最近の即席めんのトレンドは「白いスープ」だが、そのうちのひとつの「長崎ちゃんぽん」をようやく購入した。作ってみると海鮮だしの風味もあり、ちょっと期待した。しかしその期待は一口で裏切られた。白いスープなのに辛いのだ。辛い味を好む韓国人向けにはこういう味でなければ売れないのだろうか。完食はしたもののどうも納得がいかない。
ただの白いちゃんぽんなら文句は言うまい。しかし「長崎ちゃんぽん」の名前でこの味では看板に偽りありだ。長崎のちゃんぽんは辛くないのだから。例えばこの商品を気に入った韓国人が本場長崎に行きちゃんぽんを食べたら果たしてどう思うだろうか。「長崎」の名を冠するのであれば、完璧な味の再現は無理でも、辛くしてはだめだろう。周りの日本人、中でも長崎出身者のこの商品に対する評価は最低だった。
一部の韓国人は「日本のキムチはキムチじゃない!」などと揶揄するが、韓国における日本料理とて所詮はこの程度なのである。残念。
【解説】
長崎のちゃんぽんを歪曲しないでほしい。写真は三養食品公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2011年10月18日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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