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むかし書いた韓国コラム #552

 アシアナ航空が6月からエアバスの超大型旅客機A380の運航を開始する。大韓航空は2011年6月に運航を開始しており、3年後れでの導入となる。大韓航空は初便として仁川~成田便を運航した。アシアナ航空も同様に成田便から導入するという。

 大韓航空の場合、もともと長距離便用に導入したこともあり、現在では成田便での運用はない。就航初期のころに乗る機会があったが、その後チャンスには恵まれずにいる。アシアナ航空のA380就航で東京に帰る時の楽しみは増えそうだ。

 ただ、円安や日韓関係の冷え込みもあり日韓路線の需要は落ち込んでいる。超大型機を導入しても高い搭乗率を維持できるかは未知数だ。もとより超大型でありながら長距離を飛べるというメリットがある機体。短距離の成田便ではその性能は十分に発揮できず、いつ別の機材に変わるかはわからない。試乗するならば早めのうちがいいかもしれない。

【解説】
 大韓航空もアシアナ航空も、乗務員の習熟も兼ねてそこそこの利用客が見込める短距離線に投入していたのだろう。いずれも導入初期に日韓線に入れていたがその後は長距離線での運航がメインになってしまった。ただ時々気まぐれで日韓線に投入されることもあった。アシアナ航空は導入当初に破格のプロモーションをしており、おかげでビジネスクラスで利用することができた。

(初出:The Daily Korea News 2014年2月11日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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