むかし書いた韓国コラム #696
来月から京春線に準高速列車が運行される。ITX(インターシティトレインエキスプレス)と呼ばれる新型車両が導入され、時速180キロメートルで竜山~春川間を1時間台で結ぶ。8両編成の列車は中間に2階建て車両を連結しているのが特長だ。愛称はインターネットによる公募で「ITX青春」と決まった。若者のロマンと夢、大人の青春時代への憧憬や思い出などの意味を盛り込んだ。また京春線が清涼里と春川を結んでいることから、それぞれの頭文字(漢字は違うが)も意味しているという。沿線には大学生のMT(メンバーシップトレーニング)で人気の江村もあり、列車はその名のとおり若者たちでにぎわいそうだ。
ただ、いまのところ来月から運行開始というだけで正確な日時は発表されていない。運賃も9千ウォン台になる見込みだが、これも正式な発表はまだない状態だ。正式に決まれば1番列車に乗ってタッカルビでも食べに行きたいところだ。
【解説】
結局1番列車には乗らなかったし、実際に乗ったのも数年後のことだった。日本だと普通列車の2階建て車両は別料金のグリーン車に使われるが、ITX青春は普通料金で乗れるのがありがたいところだ。
(初出:The Daily Korea News 2011年11月25日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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