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自分でつくった枠に気づく

今年のクリスマスは、囲碁・将棋・チェスなどのセットを、子どもにプレゼントしました。早速、子どもと一緒に遊びました。どのゲームも子どもはルールを知らないので、教えながらやりました。チェスについては、かなりルールを忘れていたので、少し勉強し直してからやってみました。その時、子どもの頃の記憶がよみがえってきました。

小学生の頃、同級生と将棋や囲碁をやっていました。家にあった百科事典にルールの説明があったので、それを読みながらやってみました。

ある時、家にあったラジカセを使い、将棋講座や囲碁講座のまねごとで、録音を始めました。友達と講座のセリフを考えて、2人で読んで、カセットテープに録音する。ただ、それだけです。誰に聴いてもらうわけでもなく、自分たちで聴いて、喜んでいるだけです。

これが、今ならスマホで録画して、ちょっと編集して、YouTubeに投稿となっているのかもしれません。今の子どもが動画を作るのと、当時の子どもがカセットテープに録音するのって、ハードルとしては、それほど変わらない気がします。周りではやっていたわけでもないので、それなりに子どもの自由な発想で、オリジナリティーがあったと思います。

今は、YouTubeやスタエフなど、いろんなメディアがありますね。私は、元々、ネットには疎いのと、恥ずかしがりやなので、とてもできそうな気がしません。noteは文字だけなので投稿できていますが、それでも結構勇気を出して書いています。YouTubeで自分を表現している人を見ると、技術や内容もですが、人前に自分を出せるだけで、尊敬してしまいます。

私は、自分の声が嫌いで、ビデオに自分の声が入るのもいやです。そんな私ですが、子どもの頃は、友達と録音ごっこして遊んでいたということを何十年ぶりに、ふと思い出しました。今の自分ができないと思い込んでいることを、子どもの頃は、あまり気にせず、楽しんでいました。成長するにつれ、他人の反応を気にして、自分にはできないと感じることが多くなってきたように思います。知らず知らずのうちに、「自分は苦手だ」「不器用だから」「それは専門外」と自分に枠をつくって、できないことが増えてきました。できないことを増やしていたのは自分自身でした。他人にどう評価されるかを気にせず、子どもの心を取り戻して、ワクワクすることが出来たら、まだまだ可能性があるのかと思いました。

何か、小さなことからでも、自分の枠をこわしていきたいですね。

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