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エリオット波動理論

皆さん、こんにちは☺️

お馴染み、NIGGです!

今回はエリオット波動について
まとめてみました‼️

ぜひ参考にしてみてください🙄

それでは早速見ていきましょう‼️

エリオット波動理論の基本的な考え方として

『相場は 5 つの上昇波と
3つの下降波のサイクルで構成される』

というものがあります。

もう少し詳しく書くと、
1 波→2 波→3 波→4 波→5 波で上昇し、
a 波→b 波→c 波で下降するという考え方です。

この 8 つの波のうち、
1 波、3 波、5 波は
上昇トレンドにおける上昇波です。

a 波、c波は下降トレンドにおける下降波です。

これらの波のように、
トレンド方向と同じ方向に進む波を
「推進波」と呼びます。

文字通りトレンドを推し進める波
ということですね。

残りの2波、4 波、b波は
トレンドとは逆方向に進んでいます。

これらの波は「調整波」と呼ばれます。

では実際のチャートを用いながら
詳しく解説していきます。

ドル円の 4 時間足のチャートになります。

上昇 5 波→下降 3 波のサイクルが
どこにあるかわかりますか?


このようにカウントすることができます。

勿論すべての相場でこのように
綺麗に波が出現するわけではありません。

ですが波を正しくカウント出来るようになれば、
今相場がどういう場面なのかということが
分かるようになります。

エリオット波動では
1 波を正しく認定することがとても大切になります。

逆手に取れば 1 波が分かれば
ほかの波も正しくカウントすることができます。

ではどのように 1 波を認定すればいいのか?
詳しく解説していきます。

理解できるでしょうか?
1 波が完成したと認定するためには、
下降波のラス戻りと
中期 EMA をブレイクしていなければなりません。

かつ中期 EMA と中期 SMA の GC が
完成していればより上昇の力が強いと
判断できます。

さらにもう一つ大切なことが
1 波の起点の時点では
20EMA と 20SMA が
DC した状態であるということです。

これがなされていなければ正しく波がカウント出来ていないという判断ができます。

1 波認定のプロセスをまとめます。

1、直近の下降トレンドを見つけ、そのラス戻りを探す。

2、ラス戻りが分かれば、そこをブレイクしている上昇波を探す。

3、その上昇波が中期 EMA もブレイクしていることも確認する。

4、その上昇波の起点の時点では 20EMA 20SMA が DC していることを確認する。

5、中期 EMA と中期 SMA が GC している状態であればより上昇の力が強い。

この1~4の条件を満たして初めて 1 波は完成したと認識します。

5つすべて満たしていれば尚良いでしょう。

この他にもエリオット波動理論には重要な成立要件がいくつかあります。

1つ目は必ず 1 波の起点よりも2波の終点は切り上げるということです。

このチャートでも 2 波の終点は 1 波の起点を切り上げているのが分かります。

画像にもあるように 2 波の終点が 1 波の起点と並んだり、切り下げている場合はエリオット波動は成立しません。

再び 1 波を形成するのを待ちカウントしなおす必要があります。

もう 1 つ重要な成立要件があります。

1 波と 4 波は交わらないということです。

チャートで詳しく解説します。

4波と1波はオーバーラップしない。

つまり4波の止まりは
常に1波の止まりの上にある。

このチャートのように
例外なく成立しなければなりません。

ではエリオット波動理論の
最重要成立要件をまとめます。

1、1波は直近の下降トレンドのラス戻りと中期 EMA をブレイクしている。

2、2波の止まりは必ず1波の起点を切り上げる。

3、1波と4波はオーバーラップしない。

以上3点、全てが成立して初めてエリオット波動が成立したといえます。
ですので、これらの成立要件は決して見落としてはいけないポイントです。

さて、FX に限らずチャートの特徴としてフラクタル構造がありますね。

例えば日足の上昇波の中には 4 時間足の幾つかの上昇波と下降波が含まれており、さらにその 4 時間足の1つの下降波の中には 15 分足の幾つかの上昇波と下降波があるというものです。

このチャートの特徴はエリオット波動理論でも重要な意味を持ちます。

以下モデル図を用いて解説していきます。

この図が 4 時間足のものだとします。

では 15 分の下位足に切り替えた時に
どうなるでしょう。

こうなります。

このように下位足へと細分化しても 5-3 のサイクルが成立するということもエリオット波動理論の大きな特徴の一つです。

この特徴を用いて 4 時間足で波をカウントし、細分化すると以下のことが分かります。

4時間足で波をカウントし、15 分足に細分化して見ると、4 時間足の 1 波、3 波、5 波、および a 波、c 波の推進波は 5 つの波に分解できます。

つまり、15 分足で波が 5 つ終わるまでは、4 時間足でのひとつの推進波は終わらないということです。

ではそれぞれの波の特徴をまとめます。

[1 波]
5 つの波に分解できる。
1波の大部分は底固めの過程です。
底固めとは、それを足場にして相場が上昇していくための土台のようなものです。 そのため1波発生の当初は、大きな下降トレンドの戻りと見分けがつかないこ ともあります。ラス戻りと中期 EMA のブレイクに留意しましょう。

[2 波]
3 つの波に分解できる。
2 波は 1 波の半値以上もどすことも多々あります。ですが、1 波の起点を下回ることはありません。 1 波の起点を下回ることなく終わった場合、ダブルボトムや逆三尊といったロングトレード系のチャートパターンを形成することもあります。

[3 波]
5 つに分解できる。
通常 3 波はもっとも長く、力強い波です。
ですがこの特徴は株式のチャートのことであり、為替のチャートにおいては、この原理は当てはまりません。 3 波がもっとも短いケースもあります。それでも確率的には3 波が 1 波や 5 波に比べると長くなることが多いといえます。
この 3 波の中を分解した 3~5 波を取ることが、FX における理想のトレードの ひとつでもあります。

[4波]3 つに分解できる。
2 波同様に調整を担う波です。 1 波とオーバーラップしないことは既に解説しましたね。
4 波のもうひとつの特徴は、2 波とは波の形が異なることということです。
これは「オルタネーション(交替性)」と呼ばれる性質です。
たとえば、2 波がシンプルな 3 波構造になった場合、4 波は複雑な形(波の形が わかりにくい)となります。逆に、2 波が複雑な形だと、4 波はシンプルなものとなります。

[5 波]
5 つに分解できる。
株の世界では 5 波は「余波」とも呼ばれ、3 波ほどの勢いは持ちません。 一方、先物の世界では、最大最強の波となることが多い。 FX においては、そのどちらの特徴もあらわれます。

[a 波]
5 つに分解できる。 1 波同様に、上昇トレンドにおける単なる押しと誤解されやすい。 押しなのか、それとも a 波なのかの判定は、下位足で 5 つの波が完成した時点で完成します。

[b 波]
3 つに分解される。
多くの場合、a 波のフィボナッチリトレースメント逆当て 61.8 以下で止まります(トレードに向くのは、61.8~76.4)。
もちろん、例外もありますので過信は禁物です。
下降トレンドにおける最初の建値のチャンスでもあります。

[c 波]
5 つに分解できる。
下降トレンドにおける最長の波となることが多い。
ほとんどの場合、a 波の止まりをブレイクします。

ここでひとつのサイクルが終わります。

ここまでがエリオット波動理論の基礎となる部分です。
エリオット波動理論には、このほかにも多くの例外もあります。
それらを理解するためにも、この基礎はしっかりと理解しましょう☺️




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