Forest Gump

久しぶりに見たフォレストガンプ。初めて見た時はサウザンアクセントでかなり理解し難かった事をを覚えている。そして、今回は子供と見ようかと思ったけど、かなり見せれない場面があり、びっくり。忘れていたのか理解できていなかったのか。面白おかしく作られているが、シニカルに時代を描いている。

IQが低く、学校にも行けないフォレスト、母親の枕営業で普通の学校に行くことになる。初めてのバスの中でジェニーという女の子の友達ができる。彼は生涯彼なりに彼女を愛していく。ベトナム戦争の経験などを得て、色々な人に会い、大人になっていくフォレスト。

この映画はコミカルに描かれているのだけれども、奥深い。アメリカにおけるベトナム戦争、兵士への位置付け。ピース運動や、ブラックパンサーの活動。その中に見え隠れする、現実との矛盾や、いまだに残る、差別。政治との関わり。

この映画の知能遅れの主人公が、淡々と話す様子は、彼の純粋な目から見た社会をおもしろおかしく描いてくれる。特にベトナム戦争に出た、実際のアメリカ人にあったことがあるけれども、ベトナム戦争は失敗の戦争とイメージが強く、あまり胸をはってベトナムで戦った兵士だと言えない雰囲気があるように感じる。

平和な日本に生まれた平凡な日本人として、この映画を初めてみた時はそれほど理解できてなかったように思う。色々な人にこの映画を見てもらって、色々な意見を聞いてみたいものだ。



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