見出し画像

第8番札所 #熊谷寺

十楽寺をでて長閑な田園風景を歩いていると分岐するあたりで方向に迷い、近くで畑仕事をしている方に尋ねる。

通りまで出てきて教えてくださった。親切だな。

住宅街を抜けて少し広い道をいくと、かなり大きな「おもてなし公園」なる広場と建物が見えてきた。

私と入れ違いに安楽寺の宿坊でご一緒だったご夫婦が公園から出て行かれるのが見えた。

そして公園に近いていくと、なんとここは、元内閣総理大臣 三木武夫氏の旧邸をお遍路さん用のヘンロ小屋にしたものだという。
ヘンロ小屋は八十八ヶ所を模して8本の柱で建てられた円形の建物が2棟つながっている。

おもてなし公園内のお休み処

ヘンロ小屋にはあ遍路ノートが置かれていて、中を見てみると、地元の方の想いが綴られていた。
「当初、地元の名士である三木武夫氏の建物を取り壊して公園にすることには反対だったが、出来上がった公園やヘンロ小屋をみて、素晴らしい思った」というようなことが記帳されていた。

ヘンロ小屋ノート

その公園を後に3キロほどいくと細い道の先に壮大な仁王門が見えてくる。

17世紀に建てられた仁王門

頭を下げて、一礼してから通り抜けると、広い道も交差した大きな入り口が。
さらに奥に進むと、江戸時代初期に建てられた多宝塔が、更に中門、石段へと進むとようやく本堂、大師堂につながる。

お経が流れる多宝塔


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?