見出し画像

検索が検索を呼ぶ事あるよね

   物語などでたまに聞く「なかつ〜」って言葉(なかつ国とかね)、文脈的になんとなく意味は分かるけど実際どういう意味なんだろう?そして文法的に(?)どういう言葉なんだろう?

   という疑問がふと湧いてきた為、検索してみる事にしました。とりあえずYahooで、ひらがなで「なかつ」と検索。すると、検索結果のページの一番上に「『中津』ではありませんか?」と表示され、検索結果の上位には大分県中津市に関するサイトが並びました。

   違うんです、「中津」じゃなくて「なかつ」のこと調べてるんです、と思いながら、じゃあ次はとりあえず「なかつ 辞書」とかでいってみよう、とそのワードで検索。すると、goo辞書のページが表示されたので、見てみるとそこにはこう書かれていました。

大分県北西端の市。周防灘 (すおうなだ) に臨む。近世は奥平氏らの城下町。耶馬渓 (やばけい) や福沢諭吉の旧居がある。平成17年(2005)3月に下毛 (しもげ) 郡4町村を編入。人口8.4万(2010)。

goo辞書より引用

   いや違うって。また中津市を推されたので、無視して下にスクロールすると、やっと求めていた方のなかつ(中つ)の項目が出てきました。

《「つ」は「の」の意の格助詞》まん中の。中間にある。

goo辞書より引用

   はえ〜なるほど。なんとなく思っていた意味で合ってはいたんだけど、品詞分解?でしたっけ?的な事をするとどう分けられるのかとか、細かい事が分からなかったので、知りたい情報を知れた感じで満足でした。

   で、今度は新たな疑問が湧いてきました。「中つ」が「中の」的な意味だとすると、「上つ」とか「下つ」とかもあんのかな?いやてか絶対聞いた事あるこれどっかで。上つ、下つ、なんか聞いた事ある!

   と、たまたま湧いた疑問に記憶の断片をつっつかれて少しだけテンションが上がった僕は、そのまま「中つ 上つ 下つ」と検索します。そしたら古事記に関するページとかが出てきました。

   古事記に関する本をチラッとだけ読んだ事があったので、そこで聞いた言葉だったんだろうな〜とか少し納得しつつ、ならきっと、聞いた事は無いけど「外つ」とかもあるんやろなあ〜などと考えながらそれも検索。したらやっぱ出てきました。とつって読むらしい。へえ〜。

   で、外つの説明に、「つ」は古い格助詞だと書かれており、なかつとかの説明にも似たような説明があったので、なんとなく気になり「つ 格助詞」で検索。

   結果、「つ」という格助詞に関するページを見る前に、検索窓に入っている「つ 格助詞」という字面を見て、なんかネット民が格助詞をくれたみたいに見えて、なんか変にツボってしまって、ひとしきり笑って満足して検索をやめました、というお話でした。




   で終わりでも全然良かったんですが、結局その後やっぱりまた検索を再開したので、その件も続けて書いてみます。

   先程の件に関連するページをテキトーに読み漁っていた僕は、まつ毛の「つ」もなかつの「つ」とおなじ「つ」であるという事を知ります。これはちゃんと調べてはいないので正しいかわかりませんが。

   なんか、 目の毛→目(ま)の(つ)毛 って事らしい。わからんけどまあまあ本当っぽいですよね。で、出来る事なら真偽を確かめたいので、「まつげ」「まつげ 語源」などで検索。

   検索結果から気になるページがあれば見てみようと物色していると、「他の人はこちらも検索」という、他の人が検索しがちな関連性のある質問が並んでいる地帯に、「まつ毛はなぜまつ毛なのですか?」という文があるのを発見。

   その文にもなんか既視感を覚えたので、ちょっと考えました。そしたらすぐ思い出しました。これ多分ジュリエットだ!ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?みたいなやつだ!

   それを思い出し、ちょっと面白かったうえにスッキリした僕は、まつげの語源の事などすっかり忘れて満足して検索をやめました、というお話でした。おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?