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都議会女性議員が過去最高に! #30%超えたよ #WOMANSHIFT

「女性議員、都議会の中で増えたって!!」

「30%超えたんでしょ?」

「なにか変わるのかな? 」


「政策実現ができる女性議員を増やす」ことをミッションとする超党派の地方議員ネットワークのWOMANSHIFTからみた、都議会についてお伝えしていきます。


7月4日投開票だった、東京都議会議員選挙。次の衆院選に影響するということで各党総力戦でした。


ここで、女性議員の割合が30%を超えるという嬉しいニュースが!!

(2021/07/06時点)


ということで、WOMANSHIFTでは調べてみました。

まずは

各党立候補者数における女性議員の割合は?

こちらの記事から転記しました。

(都議選、最多の女性候補者…“3割の壁”は )


<主な党の候補者数の内訳>※()内は候補者総数
 都民…18(47)38%
 自民… 9(60)15%
 公明… 3(23)13%
 共産…18(31)58%
 立憲… 8(28)29%
主な党の候補者数の内訳を見てみますと、女性候補者の比率が最も高かったのが共産で58%。次に都民ファーストで38%、立憲が29%。一方、自民は15%、公明は13%と低くなっています。総数は過去最多であっても、各党の姿勢にはばらつきがありました。


ここでは、一番多いのが共産党、50%を超えて女性を擁立しています。すごいですね。続いて都民ファースト。38%

ぎりぎり30%に届かなかったのが立憲民主党です。


自民・公明は現職で男性が多いので、その人を降ろしてまで、というのは難易度が高かったのだと思います。


そして当選した党別女性の比率は? (WOMANSHIFT調べ)

都民 12(31) 38.71%

自民 4(33) 12.12%

公明 3(23) 13.04%

共産 14(19) 73.68%

 立民 4(15) 26.67%

維新 0(1) 0.00%

ネット 1(1) 100.00%


で、全体の女性議員の割合は、32%になりました。

3割を超えるというのは大きなことだと言われていて、政策の中でも女性の声などが通りやすくなる分岐点とも言われています。


クリティカル・マス理論とは

集団の中でたとえ大多数でなくても、存在を無視できないグループになるための分岐点があり、それを超えたグループをクリティカル・マスと呼ぶ。例えば、政治分野では女性が議員になっても、その割合が極端に少ないことで、象徴的な存在に留まってしまう現状がある。これでは、女性の立場を生かした立法や政策を実行したくてもできず、結局、成果を残せないという状況になってしまう。こうした状況から抜け出すには、クリティカル・マスに基づき、女性の数を増やし影響力をもてるグループになることが必要である。


今回の結果で注目するべきは

・党の中での女性議員比率

今回共産党が73%女性と驚異的な数字を生み出していますが、これがどのくらい議会運営に反映できるのか?がわかりません。

党の意向が強い政党ではあり、ジェンダー平等もうたっている政党でもあるので、党内では女性の声が通りやすくなることを願っています。

都民ファーストも30%党内で超えているので声が通りそうです!また、代表が女性ということで女性の声が通りやすい部分がありそうですね。


・党の中での女性議員の立場

女性がいても新人ばかりだと党の中で立場が弱くなりがちです。

議会のことが、右も左も分からないとなかなか強く発言しづらい部分があります。各党や会派で風土も違うのかもしれませんが、ぜひ新人の声も尊重しながらの会派運営・議会運営を進めていただきたいものですね。


立憲民主党は、区議会や市議会で長く活動してきた議員が今回当選していることもあり、女性や育児に関わっている男性の声が通りやすいかもしれません。(いわゆるイクメンと言われるような……男性議員も数名いますね! ぜひ都議になってもそれを続けてほしい)




・議会の中での立ち位置や影響力


他の党との関係性もものをいいます。議場では激論を交わしても、それ以外の場では人間として信頼関係を築いていれば、議会改革なども進みやすいかもしれません。



都議会では夜中まで議会が行われることもよくあると聞きます。

それを変えていくためには、きっとかなりのパワーが必要かと思いますが、女性も男性も働きやすい議会(そして都庁)にするために、女性都議の方々にも、男性都議の方々にも頑張っていただきたいなと思っています!


WOMANSHIFT





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