見出し画像

生命が必要とする空間を日本語でみると整えやすい〜柱の哲学〜


《漢字でカラダを観ると、みえてくるもの》

神道と仏教の違いを
10年前まできちんとわからず、

4年前まで日本神話に出てくる神様を
1人、2人ではななく
1柱、2柱と数えることを
恥ずかしながら、知りませんでした。

の漢字が使われている
カラダの部位が
脊《柱》・背骨です。

背骨の両サイドには
背骨と並行した筋肉があり、
それは脊《柱》起立筋といいます。

カラダの中心には
背骨という柱があり
そしてその柱の上には
カミ(髪)があります。

脊柱の周りにあるもの、
骨・筋肉・血管・体液・皮膚などの
カラダを構成している物は
食べ物でつくられるので、

柱があるカラダを大切にすることは、
食の安心・安全が保たれるよう
政(まつりごと)に意識を
向けることにつながり、

柱があるカラダを健康に保つことは
医療・福祉に意識を向けることで、
政に関心を持つことにつながります。


家にも柱があり
台所(火・水)
お手洗い(水)
お風呂(火・水)など、

家の柱の周りには
カミ(火・水)があり、


柱のある家が安心・安全であるよう
防災・防衛に意識を向けることは
政に関心を持つことにつながります。


カラダの柱と髪(カミ)

家の柱と火水(カミ)。

生命が必要とする
カラダ・家という空間には
《柱とカミ》があります。

古代社会にみられる祭政一致とは
神仏を祭ることと
政治をおこなうことですが、

主権在民が与えられた
現代においては

カラダと家にある、《柱とカミ》が
安心・安全であるよう
政治に興味・関心を持つことが
祭政一致につながると思います。


平和とは小さい単位でみると、
カラダの軸になる柱を中心に
カラダを整えること、
家を整えること、


そして社会の運営を行う政治が
きちんと人々に還元されているかどうか、
政治に関心を持つことではないでしょうか。


《日本語の音でカラダを観ると、みえてくるもの》

古事記の冒頭において

「天地初めて発(あらわ)れし時に
高天原に成りし神の名は、、、」
にはじまり、

天の沼矛を授けられた
イザナギとイザナミの2柱が
天界と下界をつなぐ天の浮橋に立って

矛を海に突き刺して
海水をコオロコオロ
と音を立てて混ぜ
おのころ島ができる。

音で観ていくと、
高天原はタカアマハラで
母音は「A」の音、

コオロコオロと
沼矛を通してできた
おのころ島はオノコロで、
母音は「O」の音になります。

実は私は天の沼矛
「背骨」そのものの象徴ではないか
と思っている。(ℙ.170)

【古事記と植芝盛平~合気道の神道世界~】


沼矛を背骨としてみると、
背骨の上にあるのが
頭でアタマ、「A」の音で、

背骨の下にあるのが
尾(尾骨)でオ、「O」の音になる。

そして頭から生えてくるのが
髪の毛で、カミ。


《柱と背骨の共通すること》

2足歩行をする人間の背骨と
家の柱で使われる木は
どちらも上に成長します。
(上もカミと読む)

ガンダム・【逆襲のシャア】でいう
『人間の魂は重力に縛られている』の
重力の反対にあたる斥力を
日常レベル・カラダ感覚で
置き換えると、

カラダを動かしたり
想いをこめて歌ったり
音を奏でたり
腹に溜まった気持ちを
言語化したりして、

背骨を中心に
体感覚をほぐしたり
緩めたりすること。

たまにぐ〜んと背伸びをしたり
広い空を眺めて深呼吸をしたり
ハミングや鼻歌を歌ったりすることは
すぐにできる斥力的動作なので、


こまめに体感覚を軽くできるし
慢性的に体が硬直するのを
予防してくれます。


《漢字でカラダを観ると見えてくるもの②》

背骨のあるカラダのセンターには、
震わせることで
神と共にあった言葉を
音にして発する喉《仏》があります。

そして背骨にある自律神経は
神が経る(通る)ということから

神社でも、お仏壇の前でも、
祈りをささげる時に
右の手と左の手を
合わせる位置は、
ちょうど喉仏と神経が
合わさったところです。


まさにカラダの視点で見た
《神仏習合》。

日本語の漢字や音を通して
カラダを観ると
相似性が観えてきて、
そしてなぜこんなにも一致するのか
不思議に感じます。

家のカミを整えようにも
忙しかったり
疲れてできないときは、

まずはカラダの柱・心身を
労わろうと思い
優先順位をつけることで、

掃除ができない
片付かないというイライラが
消えていきます。

手で触れられる柱・カミの
カラダと家には
手を通して整えていき、

手で触れられない神様・仏様は
手を合わせて祈りる。

日本語にはこんなにも
動作をスムーズにさせてくれる
整合性があり、

その整合性があると
気持ちがスムーズに流れる分
効率性も生まれやすくなるので、

より自分好みの、
自分に合った生命の空間づくりが
しやすくなります。


日本語は生命にとって必要な空間を
豊かにしたり、整えたりと
生命と空間との心地よい橋渡しを
担ってくれているように思います。(完)



*『音図』ではなく、各部位やモノにつけられた名前からみた相似性を元にしています。

*1次情報でない箇所は、引用元や参考資料を掲載するようにしておりますが、掲載漏れがあった場合には、大変申し訳ございません。


《斥力的動作はラインを整える》

我が家におわす
ルイ・アームストロング。



社会的には色々あったであろうなかで

笑顔いっぱい

汗ダラダラで

トランペットに息を吹き込む

彼のボディラインはタテもヨコも

とってもキレイ。


【参考資料】
古事記と植芝盛平~合気道の神道世界~
(清水豊/ビイング・ネット・プレス)





めす子















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?