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弱っちいわたし

5年前くらいにとても仲良くしていた人に、久しぶりにLINEをした。
心が弱っていて、傷付いていたから、単純にその優しさに頼ってしまった。

その人に「美那子は相変わらず弱っちいな」と言われた。
そう、私は弱っちい。

簡単に傷付いてしまう。

何に傷付いたかというと、それは「言葉」。

言葉は恐ろしい。
一度口から発せられたものは、後でいかに訂正しても、謝っても、消すことは出来ない。

私の中で、今まで言われた「言葉」が積み重なり、重い重い澱のように私を苦しめる。
何度もページをめくって確認するかのように、その「言葉」を噛み締める。
かさぶたになったと思ったら、自らまた剥がして血を流すように。

こんな風に弱っちい自分が嫌いだ。
強くなりたい。
全然気にしてないと、気付かないくらい。
でも、こんな弱っちい私に、ただ優しさをくれる人に今は甘えさせてもらうしかない。
助けて、助けて、って。

謝ってもらったもの、誤解を生む言い方だったと言われたもの、色々あるけど、その言葉の威力は衰えない。
辛い気持ちは消えない。
思い出してまた傷付く。何度も、何度も。

どんな親しい人でも、「言葉」は選んでいかなくちゃいけない。
どんなに悔やんでも絶対に消えないのだから。

自戒も含めて。

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