#11　カテゴリー別のご家庭の雰囲気をイラストで（小学校受験）

2022/3/17　リライト

■はじめに

　お受験界隈を過ごしていると、お受験期・入学後問わず、「あのご家庭は青山（青山学院初等部）っぽいよね」「あそこは白百合（白百合学園小学校）って感じがする」というような話を、一度は耳にされたことがあると思います。
　お子様の雰囲気で志望校を論ずるのはやめましょうとは、「#28　「この子は◯◯小学校ぽい雰囲気」は本当か？」でも書いた通りですが、ご家庭全体の雰囲気は大事な相性です。
　「人は見た目が9割」ではありませんが、面接室に入室した瞬間のご家族（特にご両親）の雰囲気で、本学園に合いそうかどうか、ある程度は先生方が直感で判断されるであろうことは想像に難くありません。皆様が企業で新卒採用面接をする時を思い出して頂ければ、ご理解頂けるでしょう。

　「相性選考の比重の高いお受験は就職活動にそっくり」なのはご承知の通りです。願書・面接対策での、自己分析ならぬ家庭分析は、新卒時に就職活動をされた方なら既視感を抱くと思います。
　しかし、就職活動とは全く異なる要素があります。それが「ご夫婦（ご家族）」の雰囲気を見られるということです。個人でなく夫婦セットで醸し出す佇まいというのが重要です。
　例えば、お母様がどれだけカトリック出身の佇まいをしていたとしても、お父様にその理解が全く見受けられなければ、ご家庭としての佇まいは無になります。
　また、お父様がいくら男子校への理解があっても、お母様にそのご覚悟が見られなければ、それもまたご家庭としての男子校の理解は不十分ということになります。

　ご家庭の佇まいという点では、それを台無しにするのは、残念ながらお父様であることが多いのが現実です。佇まいは一朝一夕では身に付くものでもなく、学校説明会や幼児教室に足を運ぶ中で学んでいくしかありません。どうか、早めに手を打たれることをお願いします。

　さて、前置きが長くなりましたが、本noteでは、そんなご家庭の佇まいをイラストで表現しました。リライト前はいらすとやさんの加工でしたので、改めてオリジナルのイラストでのご紹介です。
　学校カテゴリーを主に5つに分類して、それぞれのご家庭の象徴的なイメージを表現しております。もちろん、個性豊かな私立小学校の家庭像を、たった5つに分類できるとは思いませんが、大きなカテゴリーとしてご理解は頂けると思います。
　属性診断の一助になれば幸いです。