旧世紀ジェネレータの回収

◇プロット◇
磁気嵐の荒野、もしくはシャッタードランドで発見された旧世紀施設より小型発電機を回収する。磁気嵐の荒野の場合、重サイバネにペナルティを課してもいいかもしれない。(EMP影響)
敵:旧世紀レリックを収集するニンジャや技術情報を狙う企業、レリックに魅せられ正気を失ったカルトなど。
モブ:旧世紀施設はネオサイタマをあぶれたホームレスや電子機器を嫌うカルト市民、自然派の生活を望む市民などが隠れ住んでいたりする。

◆◆◆ダンゴウ◆◆◆

重金属酸性雨の降りしきる中、君達はツチノコストリートの雑居ビルの前へとやってきていた。すでに見知った顔もいるかもしれないし、初めて会うものもいるかもしれない。まずはアイサツをしよう。
アイサツを済ませた君達は目的地を目指し、ビルの地下へと向かう。地下3Fの扉には『マニ車タービン教団第5支部』の文字。今回の依頼主の拠点の一つであろう。中へ入るとケサをまとったボンズが君達を応接室へと案内する。

「ドーモ、ローリングオショウです。」応接室で待っていたのは大柄なボンズであった。ボンズは柔らかな笑みを浮かべ君達にアイサツをする。

「本日はようこそお越しくださいました。我々、マニ車タービン教団ではマニ車を回すことによる功徳と発電による現世利益を両立することで信者の皆様の生活を豊かにしつつ、ニルヴァーナへの道を確実なものとする…そういった素晴らしい教団なのです。」
以下2つは止められるまで続ける。
「今ご入信いただければ初心者用マニ車ショックジッテをプレゼント中です。マニ車を回し、発電することで功徳(電圧)によって身を守れるという優れものですよ。」
「さらに入信者紹介キャンペーンも実施しておりますので、連れてきていただいた入信希望者が見事入信されますとご紹介者様に万札を差し上げておりますよ。」

「オットシツレイ、依頼の件でいらしたんでしたね…。」
「依頼したいのは99マイルベイにひっそりとたたずむ旧世紀施設に眠る発電機の回収です。」
「やはり古き良きレリックをマニ車として回した方が功徳が高まりますので是非とも手に入れていただきたい。」
「小型とはいえ施設用ですから運搬には2名以上必要かと。車などがあれば運搬が楽になるかもしれませんね。」
「施設内には家のない方やネオサイタマで生きにくい方などが暮らしているそうです。発電機を奪えば…その施設の電力は死ぬわけですが、そのような荒野に住む人たちです。電力などなくても問題ないでしょう。」
「住民の方が困っているようなら我が教団が支援いたしますのでその旨お伝えください。」
「施設にはヨージンボがおり、我々の宣教師も追い返されてしまいました。お気を付けください。」
「なんでも非常に屈強な男が守っているそうですよ。宣教師は見るだけで縮み込んでしまって大人しく帰ってしまったほどです。」
「旧世紀施設の場所はここになります。」座標データをIRC送信する。

旧世紀施設
99マイルズベイ南部ーシャッタードランドー
電子戦争の爪痕から復興を遂げきれておらず、荒れ果てた無人倉庫街やスラム街、暗黒の松の浜辺などが広がっているこの地に君達の目指す施設がひっそりと存在していた。
見た目はこぢんまりとしており、ふさがれた窓からうっすらと明かりが漏れている。発電機があることは間違いないだろう。
入り口ではヨージンボとみられる男が帰ってくる住人を迎えている。縄めいた筋肉…顔を隠すように引き上げられたマフラー…おそらくはニンジャであろう。

作戦会議タイム
①正面から倒す!(屋外での戦闘)
②ヨージンボを引き付けている間に二人で運ぶ
③その他

①の場合、建物の外で通常戦闘。マップ使用。
②の場合、3人任務の場合一騎打ちとなるので古矢沢=サンのスカウト部門の日常にあるイッキウチルールを利用する。

https://note.com/koyazawa_ninja/n/n046095a3ab4e#RxMEO

③PC達の提案によってさまざまな作戦をうまい事回す。
状況としては旧世紀から残る強固な外壁をもち、夜間の光漏れを気にして窓もふさがれている建物への侵入&脱出である。大きな音を立てればヨージンボが気づくであろう。中のモータルが騒ぎ立ててもヨージンボに気づかれてしまう。NMが納得いく侵入方法の提案があれば難易度を決めてダイスロール。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1KGYoMDKPXEiE03y4yIlUFUs3K0K92fk_lk6wFGD9_XA/edit?usp=sharing

◆オモチスパイダー(種別:ニンジャ)
カラテ    14  体力   14
ニューロン   8  精神力   8
ワザマエ    8  脚力    8
ジツ      1  万札    0
スキル:連続攻撃3、連射2、時間差、マルチターゲット
装 備:なし
ジ ツ:トリモチ・ジツ
サイバネギア:なし
							
◇装備やスキル
トリモチエンハンス:手番開始時に精神力1を消費し、ジツ判定(HARD)を行い、成功すると体から高濃度トリモチ液を分泌。
毎手番の最初の近接攻撃にマウントタックルと同様の効果を得る。(最初の一撃を回避ミスるとその後回避不能)
トリモチエンハンス効果中はサツバツ!の効果はダメージ+1。出目6のみダメージ+1d3のみとなる。
効果はその戦闘中続くが、解除を宣言することでいつでも解除できる。
高濃度トリモチスリケン:トリモチエンハンス中、このキャラクターのスリケンは
『ダメージ0』、『脚力-2』、『回避ダイスダメージ-4』となる。
効果は累積し、最低値は0。手番開始時にカラテ判定UHで累積含め解除可能。

◇サマリー
近接14(連続攻撃3)、連射2、回避14

「ドーモ、オモチスパイダーです。一宿一飯の恩義だ、この施設に余所者は入れん。」

施設内部
さほど広くない施設内部ではネオサイタマに居場所をなくした世捨て人や地下にもぐっているハッカーなどが飯を食ったり横になったりと思い思いに過ごしていた。
耳を澄ますと奥の方から低いエンジン音が聞こえる。目的のジェネレータは奥だろう。
ステルスで進む場合はワザマエ判定Hで気づかれずに進むことができる。
まずはジェネレータをさがすためニューロンUH判定しよう。

2人のUH成功数の合計が
1以下:4ターン
2~3:3ターン
4以上:2ターン
で戦線復帰できる。毎ターンステルス判定を振り、一人でも失敗すると1ターン追加、もしくはDKK+1で黙らせて進むことができる。


ズゥーン…目的のジェネレータを取り外すと施設の全電源が落ちる。
慌てふためく住人達。混乱に乗じてジェネレータを気づかれずに運び出すことも、教団への勧誘もできるだろう。
ジェネレータを持ち出した際、まだヨージンボが生きていれば脱出まで行わなければならない。

ジェネレータ運搬ルール
運搬中は二人で一つのユニットとして扱われる。
イニシアチブは二人のうち高いほうが適用され、脚力は二人のうち低いほうが適用される。
連続側転不可、回避難易度+1(ただし二人分の回避ダイスを使用可能)
ユニット内であってもそれぞれのイニシアチブに移動以外の攻撃やその他行動を行うことができる。
また、隣接しているPCとその他行動を消費して入れ替わることができる。

◆◆◆エンディング◆◆◆
「おかえりなさい。いかがでした?旧世紀のジェネレータは?」
「素晴らしい…この重み、回転にかかる抵抗…!これはいい功徳が積めそうですね!」
「ありがとうございました。あなた方にも現世利益がありますように」
ローリングオショウはケサの袖から封筒を取り出し、君達に渡した。

報酬:25万札
ボーナス:人をさらってきた場合人数×(万札2、DKK+1)
名声+1、CP(カルト)+2、DKK+2
余暇4日


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