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ビデオ会議でmmhmmライクなプレゼンを実現する世界で最も簡単な方法

はじめに

前回まで、別のところでAmazon Chime SDKで仮想背景を実現する方法をご紹介してました。今回は、続きをこのnoteで書いてみることにします(noteへの初投稿)。

今回は、ZoomやTeamsなどの他のビデオ会議システムにおいて、(おそらく)世界で最も簡単にスライドを背景にしてプレゼンを進める方法をご紹介します。要はmmhmmのようなプレゼンを行う方法です。

特別なデバイスやソフトウェアは一切不要です!!

この方法は下記の環境で動作を確認しています。未確認の部分(TBDの部分)、どなたか試されましたら、ご連絡をいただけると助かります。単純な方法なので、おそらく、他のビデオ会議システムでも動くと思います。

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※ ブラウザ
  Windows: Chrome 85.0.4183.102
  MacOS: Chrome 85.0.4183.102 (*2)
       (Safariは画面キャプチャの制限がきつくNG)
  Linux: Chrome 83.0.4103.97
*1 通話用の自分のカメラ画像をOFFにする必要あり。
*2 Chromeに画面共有の許可をする必要あり。
  設定 -> セキュリティとプライバシー -> プライバシー -> 画面収録

やり方

1. Webブラウザ(Chrome)で下記のサイトにアクセスします。
https://flect-lab-web.s3-us-west-2.amazonaws.com/001_virtual_background/index.html

2. ページ左下のScreenボタンを選択してスライドを開いているアプリケーションを選択します。

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3. ビデオ会議システムの画面共有機能から上記サイトをアクセスしているブラウザを指定します。

4. 1のブラウザ上で、ページ左下のボタンを操作し自分の顔を映す位置を調整します。

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以上。

びっくりするくらい簡単だと思いますが、実際にできます。

もう少し細かい操作の説明

上記サイトの左下にはいろいろなボタンやドロップダウンボックスが備わっています。

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NoVBG: バーチャル背景を無効化
Image: バーチャル背景に画像を使用する
screen: バーチャル背景に画面キャプチャを使用する
movie:  バーチャル背景に動画を使用する
none: 前景(人物)マスクを無効化する
canny: 前景を線画にする
ascii: 前景をasciiアートにする

VideoSource: 映像入力元を選択
VideoResolution: 映像の解像度を選択

応用

ここまで、プレゼンをシェアすることを前提としていましたが、このやり方だと、いろいろな画面をバーチャル背景に使用できます。このため、エディタをバーチャル背景にしてライブコーディングをすることができます。ゲーム画面をバーチャル背景にしてゲーム実況をすることもできます。このように様々な応用が可能です。

最後に

今回は、世界で最も簡単なmmhmmライクなプレゼンの実現方式を説明しました。

mmhmmはインストールが必要であったり対応しているアプリケーションが制限されています。また、Zoomでも類似機能がありますが、こちらは送信側、受信側の両方のZoomクライアントが機能サポートしているバージョンである必要があります。さらに、バーチャル背景に設定できるアプリケーションが限られています。

これらのことを考慮すると、最も簡単なだけでなく、最も柔軟に使用できるバーチャル背景機能ということも出来ると思います。すごい!

以上です。興味を持たれましたら是非試してみてください。また、機能改善要望等ございましたら、ご連絡ください。

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