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福翁自伝

どれを読もうかと迷うほど、何編もが存在する「福翁自伝」。福澤諭吉先生が晩年に記した多数の記事やメモを、塾内の教員らが編集し続けている模様。

130年経ってなお新鮮。昔の文章がなぜ新鮮か?

1901年の福澤諭吉逝去のあと、1925年頃から、元サムライ軍部が台頭、富国強兵をプロパガンダに掲げた。その中で、福澤諭吉の「富国」思想の一部は利用、「社会的弱者に寄り添う」などは禁書に。

軍部が大衆を扇動する材料に不都合な文章多数は、人口の約3.5%に過ぎぬ元サムライたちの狭い判断で発禁とした。

元サムライ軍部にとって不都合だった福澤諭吉の文章は、21世紀に向けて少しずつ、書籍化されてきた事が読み取れる。

故に福澤諭吉逝去後130年経過してもなお、彼の言葉は今も新鮮。

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