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第6話 子どもと食べたい、ごはんのおとも

さて、さまざまな角度から「お米」について考えてきたこの特集、おいしいごはんの炊き方も覚え、いざ新米を召し上がれ!

と言いたいところですが、

最後にもうひとつ、お米を味わう日々をより彩るヒントをお届けしたいと思います。

もちろん新米はおかずいらずで、そのまま食べるのがなによりおいしいです。ただ、まっしろなごはんがなかなか進まないお子さんも多いのではないでしょうか?そこで特集の締めくくりには、私たちのおすすめする「ごはんのおとも」を紹介したいと思います。

世の中にはたくさんの「ごはんのおとも」があります。「ごはんのおとも」というと、濃い味付けのものも多く、大人にとってはおいしいけれど、このまま子どもにも食べさせて大丈夫なのかなと不安になりますよね。今回は、管理栄養士のますがたみきとともに、子どもも一緒に食べられるおいしい「ごはんのおとも」をご紹介します。

これぞ定番!子どもが大好きなふりかけを手作りしてみよう


しらすとエビの簡単ふりかけ

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〔材料〕

しらす干し 50g

干しエビ 20g

かつお節 小1袋

ごま 小さじ1

※こちらは作りやすい分量です。食べる目安としては、子どものごはんのおともなら20~50gで十分です。

〔作り方〕

①ごま油でしらす干しとエビを炒める。

②仕上げにかつお節とゴマをいれてできあがり。


管理栄養士ますがたみきのワンポイントアドバイス!
しらすの塩分と旨味だけで、調味料をいれなくても子どもは十分ごはんが進みます。ますがた家の子どもたちは絶賛おかわり中!大人は物足りたいときは、少しだけ醤油をかけてみてください。

学校給食、病院の献立にも登場!「たまごみそ」をおうちでも作ってみよう

たまごみそ

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〔材料〕  4人分

卵     3個

みそ    小さじ2

てんさい糖 小さじ1

水     50ml

※てんさい糖は、きび砂糖や白砂糖でも代用できます。


〔作り方〕

① 鍋にみそ、てん菜糖、水を入れて溶かす

② 火にかけて沸騰し始めたら溶き卵を入れ、かき混ぜながら炒める

管理栄養士ますがたみきのワンポイントアドバイス!
泡だて器で混ぜるときれいなそぼろ状になります。固まりだすと一気に焦げやすくなるので、火加減を調整してください。大人は酒、みりんも加えると風味がよくなりますよ。


雪国郷土レシピに挑戦!さつまいものつるをごはんのおともに

さつまいものつるのきんぴら

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〔材料〕

さつまいものつる  250g

水        100㏄

てんさい糖    大さじ1

醤油       大さじ1

ごま油      大さじ1/2

※こちらは作りやすい分量です。目安としては、子どものごはんのおともなら25g程度で十分です。

※てんさい糖は、きび砂糖や白砂糖でも代用できます。


〔作り方〕

①つるは4~5センチくらいに切り、3分ゆでる。(太い場合は5分)

②油で炒め、砂糖、醤油、水を加え、汁がなくなるまで中火で煮る。

管理栄養士ますがたみきのワンポイントアドバイス!
さつまいものつるは食物繊維やビタミンCなどが豊富です。時期が遅くなると硬くなるので、その場合は皮をむくと食べやすくなります。

また炒めすぎないほうが食感がよいので、お子さんに合わせて硬さは調整してみてくださいね。

実際に雪国の郷土料理としてのレシピでは、酒、みりんを入れたり、仕上げに唐辛子をふったりしますが、シンプルなレシピでも十分おいしくできます。



さつまいものつるはスーパーなどではなかなか手に入らないと思いますが、雪国では9月~10月ごろになると直売所に並びます。雪国にいらしたときにはぜひお土産に買って挑戦してみてくださいね。

またさつまいもは栽培にあまり手間がかからず、保育所や幼稚園などで育てているところも多いと思います。もしお子さんの通う園でさつまいもを育てていたら、そのつるをどうしているか聞いてみるといいかもしれませんね。

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今回は材料もシンプルに、炒めるだけの簡単レシピをご紹介しました。

ぜひ試してみてくださいね。

お子さんとのごはんのじかんが、ママにとっても心地よくおいしいじかんでありますように。

管理栄養士ますがたみきのブログはこちらから


長岡市を中心にこどもと食にまつわるセミナーを開催しています。ブログでは、季節のレシピや子どもとはぐくむ日々から見える食や成長への思いなども執筆中。


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