好きでボーッと生きてない

アルバイトの帰り 深夜0時前

あまりにも疲れていたのか、自転車で赤信号を止まらず進んでしまった。はっと我に返るとクラクションが聞こえた。一歩間違えたら大怪我していた。死んでいたかもしれない。運転席の爺さんは俺を一瞥し、睨んだ。当たり前だ。真夜中に信号無視して自転車で突っ込む奴なんて命を捨てたいとしか思えない。俺は毎日のように死にたいと思っているが、自らの意思とは別にいきなり死ぬのは御免だ。人生に疲れ切っていると常識も道理も何もかも抜けてただ存在してるいるだけになってしまう。俺だって好きでボーッと生きてるわけじゃないんだけど、周りが見ればただの迷惑な不届き者だ。仕方がないことだ。自分を生きやすく導くのは結局のところ自分で、普通じゃない俺が普通の環境に耐えて耐えて試行錯誤して自分が動きやすくなる仕組みを周りに示さなければいけない。でも弱い俺はもう耐えたくない。信号無視はふつうにヤバいので本当に気をつけます……………

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