総務の派遣社員に在宅勤務許可が出るまで #2

1の続きです。

状況が一変したのが、今週の月曜日。
朝出社して、総務の上司に言われた言葉で唖然としました。

「僕、今週の木曜日と金曜日在宅勤務になるけど大丈夫?よろしくね。」

えええーーー!
先週まで総務は業務内容上無理っていってたじゃん!在宅でできる仕事あるんか~?
そして「大丈夫?」って何~!?私の在宅希望とかそういうのは聞いてこないんかー?

いろいろな『??』が浮かんできましたが、反論できる状況でもなく、『わたしは結局派遣社員だしな…』というやるせない気持ちになり、その場では素直に「はい」と答えるしかありませんでした。

総務の上司の在宅勤務許可が正式に人事・総務部内に通知されるやいなや、在宅勤務中の人事部の派遣社員の一人がわたしにメールをくれました。

「総務の社員は在宅勤務をするのに、同じ業務をしているあなただけ一日も認められないなんておかしい!派遣会社に言いつけてやる(彼女とは同じ派遣会社なので)。あなたも派遣会社経由で相談したほうがいいわよ。はぁ、ちゃんちゃらおかしい話だわ。怒」

だいたいこんな感じでした。(笑)
わたしとしては、自分の在宅勤務について半分以上諦めていたので、このメールは『誰かに相談する』アクションを取っていいんだと気づかされ、とても勇気づけられました。

その日、帰宅してからやったことは

・現状を夫に相談する
・たまたま電話の予定があった友達に相談する
・派遣元との契約内容を確認する
・ネットで派遣社員が直面する今の実情を調べる(noteの投稿も #派遣社員 でいくつか参考にさせてもらいました!ありがとうございます。)

上記を終えたうえで、今回の件における自分なりのゴールを定めました。

【どんな形であれ出勤日を週に4日以下にする】

意見・質問をまとめて、その日のうちに派遣会社の担当者にメールで連絡を取りました。(書き終えたのは夜11時過ぎ(笑)迷惑ですがメールなので多めにみてください)

メールの主なトピックと派遣会社からの返事は以下の通りです。

1. 契約内容上、在宅勤務を禁止する文言はありますか?
→ありません。
2. 希望すれば在宅勤務できますか?
→派遣先の許可及び弊社(派遣会社)の承諾があれば問題ありません。一般的に派遣先の許可を頂く場合、”派遣先のセキュリティポリシーと、スタッフの方の業務特性・指揮命令系統など総合的な判断になる”と思います。
3. 在宅勤務が難しい場合、もし緊急事態宣言中の5月6日まで会社を休ませてもらったとしたら、休業補償(手当)を受けることは可能ですか?
→自宅待機を派遣先から指示された場合に限り休業手当支給対象となります。派遣先から選択肢を与えられ、最終的に個人判断で休む場合は、欠勤もしくは有給扱いとなります。

なるほど、、、
①会社都合にしてもらって期間中全て休めば賃金の補償を受けられるが、会社が認めるにはハードルが高いし、その間に、そんなに休むならやめてもらっていい、と雇止めを食らうかもしれないから現実的ではない。
②翻訳業務をするということで在宅勤務を認めてもらう、のが個人的には一番望ましい形だが、会社としては空白の時間に費用が発生することを懸念するだろうし、実現度はグレー。

それならば③週1日以上は無給の自宅待機を認めてもらうというのが最も現実的か…
気兼ねなく出社しなくてよい一方で収入減となり、1か月、2か月先の生活費を脅かすことになる。

お金を取るか、自分の安全をとるか。。。
大げさに聞こえるかもしれませんが、初めて自分が直面した究極の選択でした。

ここで思い出すのが、今回の自分のゴールは【どんな形であれ出勤日を週に4日以下にする】ということ。
ここ数週間、空っぽで真っ暗になったオフィスに2~3人で出社して、仕方ないと思いつつもやっぱり最後は派遣にしわ寄せがくるのね、というやり場のない気持ちを抱えながら仕事をしてきた。
在宅勤務の社員から会社にある書類のPDF化、データ送信を頼まれる度に、これに耐えてるわたし偉い!と自画自賛してきた。しなければいけないくらい実はイライラが溜まっていたと気づいたのでありました…

3へつづく。
#派遣社員
#コロナウイルス
#在宅勤務

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