見出し画像

トランスヘイターは極右だよという話

前回、右翼が組織的にドラァグクイーンを攻撃しているよという記事を書いたわけですが


なかなか衝撃的な映像が流れてきました。

ネオナチグループがナチスの旗を掲げながらドラァグショーに抗議をしています。バッチリナチス式敬礼も決めている映像が流れていますね。

ネオナチグループにカウンターをしているグループに対して銃をちらつかせて脅迫している様子も写っています。

もうこれを見れば明らかなわけですが、いまアメリカ(というか世界中)でドラァグクイーンやトランスジェンダーを攻撃している連中は、比喩ではなく文字通りのファシストなわけです。

いまだに日本のトランスヘイターには自分たちが極右である自覚がないかたがいらっしゃるようなので

この際だからそのあたりを明らかにしておきたいと思います。


次のツイートは今年の2月にトランスヘイターの間ではやった話ですが

ジョシュ・アレクサンダーという高校生がトランスに抗議しただけで逮捕されたかのような話が流されて、「おかしいだろ」みたいなツイートが量産されていました。

この話はとても大事な情報が抜け落ちています。
それはジョシュアレクサンダー自身が極右活動家であることです。

まず彼がかぶっている「SAVE CANADA」と書かれたキャップですが、SAVECANADAが自己紹介している通り

Save Canada is a Volunteer Organization
We promote the Free Christian Values
Culture and History of the great white North.

https://www.savecanada.army/

そのイデオロギーは宗教右翼そのものです。反ワクチン、中絶反対、銃規制反対などを主張しているあたり、他の右翼団体となんら違いはないでしょう。

また、ドイツの極右政治家、ChistineAndersonと仲良く話している姿が写っていたりとか

右翼メディアの大紀元に感謝していたりとか

カナダの極右活動家、タマラリッチを支持していたりとか

最近ではFoxニュースにでてタッカーカールソンと慰め合ったりしてました。


この逮捕劇の流れは
1.ジョシュアレクサンダーが2022年の11月に高校を停学になる
2.停学中にも関わらず学校に近づいて2023年2月に逮捕

という流れなわけですが、その停学になった理由がこれです。

そもそもの理由がトランスヘイトデモなんです。

上記のように、ジョシュアレクサンダー自身が右翼活動家ですから、当然のように各地から右翼と、それに対抗する人たちが集まってくるわけです。

高校生が、高校に対してこのようなデモ活動を行い、高校と関係のない人がわんさか押しかけてくるような事態になったら、トランスヘイトデモじゃなかったとしても停学は当たり前でしょう。

停学の理由がこのトランスヘイトデモもであることはThePostMillennialという右翼メディアで本人が語っています。

このような流れを無視してトランスヘイターたちはまるで

「過激なトランスジェンダリズムによって、当然の疑義を呈した少年が逮捕された」

かのように宣伝してきたわけですが、トランスヘイターたちが自然にそうなったとしたらあまりにマヌケな話でしょう。

実際には、各種右翼メディアと(本人を含む)活動家が、ジョシュアレクサンダーの逮捕をそのように政治利用してストーリーを作ったと見て良いと思います。


以上を整理すると、本当の流れはこうです。

  1. ゴミクズのような右翼活動家がLGBTを攻撃する

  2. ゴミクズのような右翼活動家に対して抗議の流れができる

  3. ゴミクズのような右翼活動家が突然被害者面を始める

  4. それを見た事情をよく知らない第三者が「LGBTはひどいやつだ!!」といいだす

上記の流れが、ここ数年繰り返されてきた右翼による扇動であり、トランスヘイターは自覚がないにせよ、まさにこのような右翼にいいように操られてきたわけです。

このことは、例えば下記のツイートでも同様の構図が見られます。

トランスヘイターの間では
「トランスジェンダーが女子トイレに落書きをして占拠し、生理用品を振り回して踊るパフォーマンスをした」
という話になっているわけですが、事実は「女子トイレ」ではなくトランスでも利用できるように考慮された「ジェンダー中立トイレ」であり、もともとそのジェンダー中立トイレに対してトランスヘイトを落書きをしていたトランスヘイターがいたことはトランスヘイターの間ではなかったことにされたわけです。

これもまた、トランスヘイターが自然とそうなったわけではなく、右翼がそのようなストーリーを作って、事情を知らないトランスヘイターたちが盛大に煽られた結果でしょう。

このような右翼の扇動に載せられて、なにか女性にいいことがあるでしょうか。
いい加減に目を覚ましてはいかがでしょうか。




追記(2023/03/20) 

オーストラリア(メルボルン)でもやはり、ネオナチがトランスヘイトをやっているようです。


また、イギリスの反トランス活動にもネオナチが関わっています。



追記(2023/04/03)

今度はオハイオ州だそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?