ゴジラ-1.0(マイナスワン)はとても稚拙です

主人公とヒロインの出会いは
ありきたりな恋愛漫画の第一話を見ているようです
まったくリアリティがありません
登場人物の掘り下げは浅く、多面的に描けていません
演技は大げさで過度に感情的です
主人公とヒロインの深い関係性がまったく伝わってこないのです

会話は決まり文句だらけで
まるで古いメロドラマのようです
まったく感情移入できません

この映画のメッセージはなんですか?
テーマの一つに反戦や戦争の苦しみがあるならば
人間を丁寧に描く事は不可欠です

この映画を作っている人は
観客をまったく信用していません
観客の事を何も理解できない子どもだと思っているのでしょう

ストーリーは予測可能ですが良いです
戦争のトラウマを抱えた主人公がゴジラという怪獣に立ち向かう姿は
とても盛り上がります
死ねなかった元特攻隊が最後まで命を無駄にしない事にも
大きなメッセージがあったと思います
生きる事への執着を最初から最後まで見せるというのは
この映画の良いところでした
しかしそこに行き着くまでが少し大雑把です

より多面的で深い人物描写をしていれば
それだけでもっと説得力のあるストーリーになったはずです

この映画の良い点は音楽です
これはもっとも素晴らしい部分です

悪い部分のほとんどは
稚拙な演技と人物描写です
酷すぎます

いいですか
「説明せずに見せる」
作り手はこれをできないんじゃなくて
"あえてしない"のです

悔しいです
日本には素晴らしい役者がたくさんいます
この映画にでてる人もそうです
もっと見ている人を信用して作品を作って欲しいです

この映画の点数は2/10です
このような映画が評価されるなんて信じられませんよ
こんな社会はウンチです

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