マガジンのカバー画像

芸術関係のいろいろ

25
主に絵画。見て感じたことや描いて思ったことなど。
運営しているクリエイター

記事一覧

上野の森美術館「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」感想

上野の森美術館にて開催された蜷川実花展へ行ってきましたので、その感想です。 都会の人出は…

tmcn
2年前
14

王国のマリア 人形展覧会感想

1ヵ月半以上ぶりの記事投稿です。 ずっと自宅でひっそりと働いていました。 東京都町田市で開…

tmcn
2年前
16

MERRY ART GALLERY「レディメイドメタル2」感想と世界を広げるということ

レディメイドメタル2なる展覧会へ行ってきました。 twitterで偶然知った展覧会。 "Ready-Made(…

tmcn
2年前
15

鳥居みゆき単独ライブ 狂宴封鎖的世界『不動』 感想

約一年の延期を経て開催された鳥居みゆき単独ライブ 狂宴封鎖的世界「不動」を観てきましたの…

tmcn
3年前
20

心の夜明けです

いつか見た殺人的カロリーのパンケーキ並みに高く高く積み上がっていた仕事が一段落しました。…

tmcn
3年前
22

僅かながら光が見えてきたので

先月から今月にかけて果てしなく積み上がっていた仕事が徐々に片付いてきました。 来週さえ乗…

tmcn
3年前
30

最近の心情と重なる絵画

ここ最近の終わらないハードワークで心がザラついてくるにつれて、その心情と重なる絵画があります。 ベックリンの「死の島」です。 1880年に描かれた作品。 島に聳えるのは暗く巨大な糸杉。 糸杉の花言葉は死・哀悼・絶望です。 私の目の前で果てしなく積み上がる仕事が、この絵画の糸杉と重なります。 そんな「死の島」へ間もなく到着する小舟が一つ描かれています。 今の私は恐らくこの舟に乗っています。 もはや引き返すことは叶いませんが、オーバーワークという名のチェーンソーで仕事

お絵描き その2

約3カ月ぶりにアクリル画を描きました。 ウォールステッカーと一緒に撮影。 雲を突き抜ける大…

tmcn
3年前
35

清水真理個展「PURPLE MOON」感想と人形鑑賞について思うこと

先週、人形作家・清水真理さんの個展に行ってきました。 清水さんは日本を代表する球体関節人…

tmcn
3年前
32

根津美術館 国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑- 感想と観に行った理由

南青山の根津美術館では、毎年GW付近になると尾形光琳作・燕子花図屏風が展示されます(燕子花…

tmcn
3年前
44

工場夜景の魔力 -東扇島-

私が住む神奈川県川崎市の海沿いに、東扇島という穴場夜景スポットがあります。 気軽に旅行で…

tmcn
3年前
56

人形博物館「マリアの心臓」の記憶

私は好きな美術館・博物館に繰り返し行きますが、1回しか訪れていないにも関わらずとても強く…

tmcn
3年前
28

ホキ美術館 ベストコレクション展の感想と写実絵画に対して思うこと

千葉県にホキ美術館という写実絵画専門の美術館があります。 国内に美術館は数あれど写実専門…

tmcn
3年前
26

連休最終日の心境を映し出す絵画

私事ですが、先週木曜日から本日まで5連休でした。 降って湧いた連休は嬉しいですが、その反動も特大です。 5連休最終日の夜、その心境はさながらクールベの「絶望」の如しです。 クールベが20代半ば頃に描いた自画像。 道行くひとにこの絵画を見せて「何かタイトルを付けてみて下さい」と問えば、何人かは「絶望」と返してくれそうなくらい絶望絶望した絶望顔です。 日曜の夕方~月曜日の憂鬱な心境を「サザエさん症候群」や「ブルーマンデー」と呼んだりしますが、正に迫り来る休日明けに恐れおのの