#ALPS処理水 が安全ならば、冷却水として再利用すればいいはずだが?私の #反科学論

#ALPS処理水 の海洋投棄に関して、バカがバカげた論争をしている。
なぜそうなるかと言うと、科学者とその信仰者がバカだからである。
なぜバカかと言うと、自らのバカさ加減を自覚せず、反対に自分こそ賢いと確信しているからである。

第一に、ALPS処理水に安全懐疑論と安全論があり、安全論者は、懐疑論に反論できていない。たとえば、被ばく評価に遺伝的影響を考慮していない。多様な放射性核種の除去ができていない疑い等々。これらの懐疑に科学的には答えられない。

つまり、この問題は、科学者と科学信仰者というバカが議論しているので議論になっていないのである。

自然科学が答えを出す問題などごくごく限られたテーマであって、この問題も、科学の問題ではなく、人間の愚かさの問題である。

愚かさの自覚によってのみ、より良い解答が得られるだろう。

まず、問いの立て方が間違っている。理想的な毒物海洋投棄の模範とはどういうものかと問わねばならない。

日本政府は、世界に向かって、最も理想的な毒物海洋投棄の模範を示すべきなのだ。
・透明性の確保
各国政府と機関による無制限の検証

これに尽きると思う。
もちろん、相互監視と検証も確保する。

世界各国は、日本政府に猜疑の目を向けている。
なぜなら、日本人だけでなく、人間は、愚かであって、毒物を薄めれば海に投棄してよいと言う実績が積み上がれば、歯止めがなくなると恐れているのだ。

この愚かさにフォーカスすれば、海洋投棄のルールは、徹底した性悪説にのっとり、透明性の確保こそが最重要の課題であるというより良い解答が得られる。

私は、ALPS処理で多様な放射性核種が低減できるという事に大いに疑問を持つ。
ALPS処理水が安全ならば、冷却水として再利用すればいいはずだがしないで海洋投棄するのは、安全に処理しきれていないからだろうと疑っている。

もっと重要な点は、透明性の確保や監視がなければ、ALPS処理など怠けて適当にやったりやらなかったりして、イケイケドンドンの海洋投棄になるだろうということ。
日本人だけがズルいのではなく、この愚かさは、人類の愚かさを起源にしているので逃れるのが非常に困難なのだ。それは、過去の工場廃液垂れ流しの歴史を詳細に検討すれば見えてくる。そこで、科学と科学者は、どんな役割を演じたのか。何と愚かな事か。

水俣湾では、長らく、汚染魚を汚染された湾内に囲う長大なネットがあった。
福島でもこのようなネットで汚染魚の拡散を防いでいると言う。
しかも、現在でも汚染水の垂れ流しを防ぐことができず、高汚染区域では高汚染魚が出現すると報じられる。

この愚かさに対抗する唯一の道は、「正しい科学リテラシー」の確立ではなく、愚かさの自覚である。

我こそ「正しい科学リテラシー」を持っており、お前は持っていないので啓蒙してやるという思考形式そのものが、人間の愚かさを示しており、より良い問題解決の道を閉ざしている。

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