だったら何ができるだろうと考えて、自分がやるなら調整役とか進行役だろうと

『アニメ好きなんだね』という問いに対して『はい!好きなんですけど、客観的に見てアニメーターになれる画力があるとは思っていません。だったら何ができるだろうと考えて、自分がやるなら調整役とか進行役だろうと

11話の面接のシーンで、安藤つばき が答えた内容です。

はじめに

自分に何が貢献できるか考えた結果「調整役・進行役」と答えた安藤の返答。改めてSHIROBAKOを見た際に、今の私も似た思いがありこの言葉がやけに残ってます。私もそのドメイン・プロダクトが好きだが、その中で何が一番できるだろうと考えて現在、アニメではないですが進行役や調整役のような似たようなことをやってます。

進行役・調整役

SHIROBAKOは進行・宮森あおいが中心に話が進んでいます。もちろん群像劇なので他にも様々な視点が入ってますがそのメインはやはり制作進行です。制作進行はいわばハブみたいに様々な役職の人と対話しながら進行していき、アニメを作っていきます。
宮森あおいの対話については良くも悪くも裏表がなく純粋に接しているように捉えられそこが私には羨ましくもあり見習わないといけないと思ってます。

好き

私もドメインが好きだから、そのドメインを良くしようとするために何が出来るか考えて進行役・調整役をやってます。一方で、進行役・調整役をやっていると、正直良いところ・悪いところが見えてしまいます。

宮森に対して 話し合う矢野と平岡のやりとり。この宮森に対して夢が覚めてない人って表現も最近見直した際に残ってます。

「あいつ まだこの仕事に夢見てんだよ」
「うん」
「俺なんて入って一年もたたずに夢 覚めたけどな」
「たまにいるよね 何十年もず〜っと夢が覚めてない人」
「あ〜いるな 性懲りも無く」
「私 そういう人が好き」
「俺は嫌いだな」
「だろうね」

一度そのドメインにおける悪いところが見えてしまうと隣の庭も同じなんじゃ無いかと思ってきて、その連続で夢から覚める。平岡の気持ちがすごいわかります。

私もどちらかというと夢から覚めた人なのですが、どう夢から覚めた人がもう一度夢を見れるようになるにはどうすればいいのか、やはりそれは「夢から覚めてない人」と接するしかないんでしょうか。

おわり

最終話で宮森あおいの心情であるロロとの自問自答

これからどうしたいのか決まった?
このままアニメを作りたいのか
作りたいとしたら何故なのか
(略)
アニメを作ることが好きだし
アニメを作る人が好きだから
私 これからもずっと
アニメを作り続けたい

悪いところが見えてもなお、「好きだから」「良くしたい」こういう思いを持ち続けることこそ、夢から覚めない人なのかもしれないです。

(他)
私の出身が武蔵境なのでSHIROBAKOを見るたびに帰省した気分になります。日高屋でビール飲みたくなってきました。

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