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仮想空間 #替え歌

冬の会津の古民家で数百キロ離れた人たちと会議をしようとしてる人の気持ちを歌いました。
「仮想空間」

午後二時 暖炉前に VRゴーグルを担いでった
ベルトを結んで装着 頭は振らないらしい

二分後に君が来た 大袈裟なアバターで来た
始めようか 仮想空間 ルーム名を探して

深い闇で始まらないように 精一杯だった
君の操作する手を 認識しない あの時は

見えないモノを見ようとして VRゴーグルを覗き込んだ
静寂を切り裂いて いくつも声が聞こえたよ
通知が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった
「イマ」という 会議室 君といっぱい話していた

気が付けばいつだって ひたすら何か探している
会議の定義とか 議事録の置き場とか

バッテリー切れるまで ずっと探している
さぁ 始めようか 仮想空間 ルーム名を探して

今まで見つけたモノは 全部設定している
君の操作する手を 認識しなかった痛みも

知らないモノを知ろうとして VRゴーグルを覗き込んだ
暗闇を照らす様な アプリのアイコン 探したよ
そうして知った設定を 未だに僕は覚えている
「イマ」という 会議室 今も一人参加している

時が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった
宛名の無い招待も 同じ時間に 重なった

僕は現実にもいるよ 心配事も少ないよ
ただひとつ 今も装着するよ

予想外れの切断にあって 泣きだしそうな
君の操作する手を 認識しない あの日を

見えてるモノを見落として VRゴーグルをまた担いで
静寂と暗闇の終了を 駆け抜けた
そうして知った現実が 未だに僕を支えている
「イマ」という 会議室 今も一人参加している

もう一度君に会おうとして VRゴーグルをまた担いで
前と同じ 午後二時 ネットワークを駆けてくよ
始めようか 仮想空間 二分後に君が来なくとも

「イマ」という 会議室

君と二人待っている

via.
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