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R6.7.19(金/晴)【バチルス菌🦠】

出典:『たまごやさん』のホームページ

当店の人気商品にバチルス菌液というのがあります。

この商品についてご質問も多くいただきますので、少し詳しくお話したいと思います。

バチルス菌はいわゆる納豆菌と同じ好気性微生物です。

納豆菌は自然にたくさんいる枯草菌の仲間で、稲ワラや枯草に住み着いてそれらを分解するので枯草菌と呼ばれています。

旧来より納豆を撒くと作物が健全に生育することが知られおり、そのため納豆をすりつぶして散布している農家さんがいるくらいです。

バチルス菌液はその納豆菌であるバチルス菌、そして乳酸菌、酵母菌などの善玉菌を複合製法した有用微生物資材です。

菌数は1ccあたりおよそ2億個含まれます。

含まれるバチルス菌、乳酸菌、酵母菌は他の菌を駆逐して、自分が居座ろうとする力が強い菌たちです。

他の菌とはいわゆるべト病やうどん粉病の病原菌など。

これらを駆逐し、阻害し、自分の領分を作ります。

この機能がつまり病害対策になるというわけです。

【バチルス菌液に含まれる菌群】
・バチルス属菌…40種類以上 ・乳酸菌:動物性と思われるもの…3-5種類 ・乳酸菌:植物性と思われるもの…4-5種類 ・酵母菌…アルコール性発酵酵母 ・酵母菌…有機酸生成酵母

【各菌体の特長】
バチルス属菌…性質は好気性菌。

葉の表裏面に付着しそこに居座り続けようとする。

体外酵素として蛋白質分解酵素を出す。

他の微生物の生育を阻害する物質を出すものがあり、高濃度に存在すると他の微生物が繁殖しにくくなる。

乳酸菌…乳酸菌は嫌気性と思われているが実際には偏性嫌気性のものと好気性のものが存在し、好気性のものが多く存在する。

糖類を分解してエネルギーを得、最終産物として乳酸を作る。

その酸の力で他の菌の生育を阻害する。

他の微生物の生育を阻害する物質を出し静菌作用がある。

酵母菌…酒造りや醤油、味噌を作る微生物して有名。 好気条件でも嫌気条件でも生育し、熱や塩分にもアルコールに対しても強い丈夫な微生物。

生育速度が早く、すばやく葉の表裏面に付着し、他の微生物の着床を阻害する。

※その他酵母菌と共生し酵母菌の働きを助ける役目として麹菌を配合。

麹菌の周囲に酵母菌が住み着く。

バチルス菌液は農薬ではありません。

微生物の力で他の微生物の働きを阻害し、あるいは鎮めて、植物の生育環境を改善します。ぜひご活用ください。



☝️  以降ブログの出典元

枯草菌と酵母菌

農薬や化学肥料を減らすために、微生物資材を活用してみませんか。菌の素晴らしいパワーを活かせば、土の状態も良くなり、農薬に頼らなくても豊かな作物が実る可能性があります。
こちらでは酵母菌・枯草菌についてご紹介します。

枯草菌

稲ワラなどの枯草に生息することから、この名で呼ばれています。
日本人に馴染みの深い納豆菌も、枯草菌に分類されているのです。
長年にわたって安全性が確かめられており、人間に対する病原性の報告もありません。
生化学的な基礎データが多く、安全な菌として認知されています。当然、植物に対する悪影響もありません。

枯草菌を使うことで野菜は甘くなり、ツヤが出るのが特徴です。
果実には特に効果があり、糖度の高いものは一級品として価値がつきます。
枯草菌が土壌に入ると、土中の有機物が分解され、有害微生物が増殖しにくい環境となります。
また、野菜や果樹が栄養分を吸収しやすくなり、植物の生長が促進されるのです。

酵母菌

酵母菌は乳酸菌と同様に食品で使われており、パン作りで使われるドライイーストや、食卓でお馴染みの醤油・味噌、お酒の醸造などで活躍しています。
酵母には「発酵のもと」という意味があり、オランダの商人・アントニ・ファン・レーウェンフックによって発見されると、人々に驚きを与えました。

酵母菌は農業でも非常に貴重な存在で、有機物を分解すると同時に、アミノ酸やビタミン、多糖類などを作り出す働きがあります。
これは他の善玉菌を増殖させるエサとなるのです。
EM菌の代表的存在として、光合成細菌や放線菌と共に注目されています。

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