見出し画像

【第8回】国策研究会77周年記念プロジェクト

国策の橘です。
今回は国策の今後に関わる大切な話をします。

一時代の終わりと、新たな世界に向けて

早稲田大学国策研究会は、77年前の1944年に始まり、1960年代後半から山浦嘉久さんを中興の祖として発達しました。
学生紛争が激化していく中、国策研究会や直心影流剣道会といったサークルの心ある学生たちがリーダーとなって、学内の治安向上につとめました。
ソ連が崩壊し、学生紛争が終わりを告げると、保守系サークルとしての国策研究会も武装の必要がなくなり、細々と穏健な活動をしてきました。

共産主義は死んだ、では我々は?

学生紛争の時代には、共産主義の暴徒という明らかな敵がいたのでまとまりやすかったと言えるでしょう。しかし、現代はどうでしょうか?
ここで私は、中共がとか米がとか普通のことを言うつもりはありません。国策研究会という集まりがここ数十年にわたって持続してきたのは、ただバランスシートの左右がほぼ0に近い状態で、せいぜい講演会のカンパを元手に次の年の講演会を開き、余ったお金で書籍を購入する、といった程度だったからです。私は去年会計だったのでわかりますが、国策研究会の会計は慢性的にカツカツの状態で、会としての目標やプロジェクトはほとんど持たず、勉強会や読書会など、お金を動かさない活動で維持してきたのがここ数十年でした。
しかし、本当にそれでいいのか?

「早稲田大学生の見た戦後史」出版プロジェクト

私たち国策研究会の持つ最大の資産は、いまここに集っている現役の才能溢れる会員たちです。次なるかけがえのない資産は、日本中で大活躍されているOBの方々。そして、部室にある過去の会誌や新聞のスクラップなど、私たちの歴史を証明する品々です。
極めて価値があるこれらの歴史史料と、これまでの国策研究会を彩った国策研究会OBの方々へのインタビューを併せて、国策研究会の77年史を出版したいのです。山浦嘉久さんをはじめ、国策研究会を77年にわたって支えてきてくださった先輩方の生きた証を、私たちの手で世に出したい。

集え、プロジェクトメンバー

国策研究会は、今の状況を放置すれば、新歓に失敗すれば歴史に幕を閉じかねない脆弱な状態にあります。だから、このプロジェクトを成功させて、現代の日本思想史に名を刻む早稲田大学のサークルとして復活を遂げるしかない。
この状況を前にどう考えるかは、それぞれの人生観です。
ある人は、この現状分析は間違っていると考え、現実逃避するかもしれません。ある人は、奇跡が起こることを願い祈るかもしれない。またある人は、きっと別の誰かが解決してくれるだろうと、他人に頼るでしょう。
しかし、このような重要な局面で、『自分の人生を他人任せにはできない』『成功するかは不確実でも、自分自身の人生・運命は自分で切り拓いていく』と考える人もいるでしょう。
このプロジェクトには、そういうメンバーだけが参加してほしい。これは任意参加であり、負担も重いプロジェクトだから、参加するかどうかは、即断せずに家族やバイト先と相談して2週間後に考えを聞かせてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?