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今週のお弁当 2023.3.13-

寒さと忙しさを言い訳に自作ジル物(ミネストローネとか豚汁とか野菜たっぷり鶏団子スープとか)+コンビニのおにぎり、みたいな昼ごはんでやり過ごしている間に、世間はどんどん春めいてきたようで。今日はなんと大都会で染井吉野も開花ですってね!いくらなんでも早すぎやしないかい……


今週は久しぶりにおべんと箱に詰めるお弁当を作ったので、久々のお弁当記録行ってみよー!


今週のお弁当は、

・青椒肉絲
・厚焼きたまご
・きゅうりのピリ辛漬け
・豆ごはん

以上4品。


ブレねぇな……茶色み。



ちょっとやそっと離れていたくらいでは、「呼吸をするように茶色い弁当を作る」スキルと私の絆は揺らがないことを痛感した。ふっ……いいサもう。生涯添い遂げてやるサ……


さてさて、今週の個人的メインは豆ごはん!

豆ごはんといえばグリーンピースを使った春らしい色合いのものが定番だけれど、今回は大豆での豆ごはんだ。

いつぞやに親友と出かけたお着物デイトの際、お昼ごはんを食べたお店で出てきた豆ごはんがどちゃくそめちゃんこおーいしーい!かったんですよ。

お料理はもちろんお店の雰囲気も素晴らしかった また行きたひ


その時レジ横でこれがひっそりと売られているのを発見し、迷わず購入してきた。裏面についてた作り方もウルトラ簡単でございましたしな。


大豆近江八幡みずくくりという国産大豆が使われている模様。


この豆をさっと水洗いして、同封の昆布と塩と共に、といだお米に乗っけて炊くだけ。ポイントは、炊飯前にごま油を数滴落としてから炊くこと!らしい。


この豆ごはんがねー、むちゃくちゃおいしくできたんですよ!グリーンピースごはんとも、お赤飯ともまた違う、実に滋味に富んだ味わいなのである。昆布出汁にほんのり塩味、そこに大豆の香りとごま油の控えめなコクが効いていて、おうちで作ったこいつもどちゃくそめちゃんこおーいしーい!


ふっくらしたごはんの中にうずもれている豆がまた、なんともいいお味。ほどよく歯ごたえがあって、なんとも香ばしいのだ。

例えるならば、決して華美ではないけれど時折キラリと光る存在感を放ち、いつ見ても安心・安全な演技力で物語に絶妙な引き締め感をもたらしてくれる往年の名脇役……ってとこかしらん。この豆、定期的にお取り寄せすると思う。大変に気に入りました。


いぶし銀な存在感を放つ豆ごはんに、こってり甘辛い青椒肉絲、甘めのたまご、きゅっと酸味&辛みの効いたきゅうりが我ながら完璧なバランスだった。こういうお昼ごはん食べられると仕事もはかどるってもんです。




こうして「月曜から金曜まで同じ弁当で満足する」という意識の低い生活を始めてはや数年になるのだけれど、そうした日々も残りわずかかなぁと思う今日この頃である。

いやー、自分ひとりなら全然いいんだけど、さすがに新しく家族が増えるとな……いかなるめんどく星人と言えど、やはり日替わりメニューのお弁当を食べてもらいたくなるのが人情といふもの。まあ、晩ごはんの残り物詰め込む気ムンムンですけども。


かれこれ7年近くひとり住まいで、好き勝手気ままな食生活を続けてきてしまったので、5月から3人ぶんのごはんをあたいちゃんと作れるかしらん……という不安を抱きつつも、好き嫌いやその日の気分を配慮しながら台所に立ったり、その日の出来事を話しながら食卓を囲める日が、しみじみ楽しみだったりする。


ちなみに夫とそのお子(今後ジュニアと呼称したいと思います)には、お付き合いを始めた当初から私の荒々しい手料理を定期的(週イチペース)に押し付けるというプレイを継続してきた実績があるため、私の味つけだとか、ふたりの嗜好だとかについては、そこそこ馴染んでもらってるし把握できてる自信はある。でも一緒に暮らし始めたら、間違いなく新たな発見がたくさんあるだろうな。「ひとりの時はなんて気楽だったんだろう」と思うだろうし、「ひとりじゃないごはんていいもんだな……」とも思うだろう。

そんな日々がやってくることに、緊張しつつもわくわくしている。そんな春の始まりです。


ヨッシャヨッシャ、今週もがんばるぞーい!



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