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修学旅行とスクリレ

息子が中学の修学旅行で沖縄に行っていた時のこと。保護者にもあらかじめ旅程が渡され、どんなプログラムなのかは把握していたが、ほぼリアルタイムに現地の様子がアプリに届いていた。1日目なんか4本も届いた。見ているだけで楽しそうで、届くのが楽しみになっていたのだが、そこで考えたことがあったので、書いてみます。

アプリとは

アプリとは、学校と家庭の連絡のやり取りに使われる「スクリレ」というもの。学校からの配布プリントのほぼ全てが、このアプリにPDFで届く。

保護者2名と本人も登録できるので、例えば、夫に見てほしいプリントが届いたり、家庭訪問とか授業参観とか、私だけでなく夫にも、たまには学校行事行ってほしいなぁ…という時に、「スクリレ見て!予定調整よろしくー」とLINEでお願いできるのは助かる。

プリントだと、オフィスに出社してる時に、学校行事を避けて出張予定を組みたい時など、「うーん、いつだっけ?」となって詰むけど、アプリに届いてるからサッと見て日程確認できるから超便利。

とは言え、あまり興味のないお知らせプリントが続くと、見るモチベがなくて、見ずに期限切れになってお電話いただいてしまい、ごめんなさい、ということもあった。

中には、「紙の方がいい。拡大しないと見れないから不便」という人もいるそうで、ペーパーレスの観点からも導入を決めたそうだが、未だ併用しているのが現状だそうだ。

それが、この修学旅行での「◯◯中学通信」である。

A4に、短い文章と写真がたくさんレイアウトされていて(顔の部分はボカシが入っていて流出を対策)、夕食のメニューとか、マリンスポーツを楽しむ様子とか、すごく良いコンテンツだった。今まで通知をスルーしていた人も、このコンテンツは見ていたのではないだろうか。

スクリレ、今がチャンス!

「便利なのに使いこなしてもらえてない」スクリレにとって、この修学旅行の(ほぼ)リアルタイム通信は、またとないチャンスだったのでは!

そして、お知らせ担当の先生にとっては、スクリレの認知度、利用度を上げ、「カバンの奥底でクチャクチャになって保護者の手に届かないプリント問題」を解決する最後のチャンスなのでは!

担当の先生の文章も、なかなか気を持たせるうまさなのだ。例えば、

今夜は生徒たちはグループに分かれて民泊です。一般家庭にお世話になり、それぞれの家庭で郷土料理をご馳走になります。果たしてちゃんと食べているのでしょうか。ご迷惑を掛けることはないだろうか。心配な気持ちもありますが、◯◯中生徒のみんななら大丈夫、と信じて送り出しました。民泊での様子は、また明日、お知らせします。

気になるー!!笑

もちろん翌朝には、何の問題もなく、元気に集合しました、と綴られた通信が届く(じゃないと困る)。でも、きっとヤキモキしたり、普通に楽しみにしていた保護者さんは多いはずだ。

スクリレ登録してください!
大事なお知らせが届かなくなります!

と脅されるより、こうして楽しみになるコンテンツが届く方が、登録率も既読率も上がって、紙代も印刷コストも、紙を配布する先生の手間も削減されそう。

狙っていたかどうかはわからないけど、きっと利用率は上がったんじゃないだろうか。

少し視野を広げると、こういうチャンスは、まだ他にもありそう。スクリレ担当している先生には、大いに頑張ってもらいたい。

そしてこれは、自分たちの仕事にも、通じるものだなぁ、と思う。月末最終日までに提出しなければならない伝票とか、必ず見てほしいメールやチャットとかね。

写真は、沖縄にちなんで夫が作ってくれたゴーヤと豚肉の鰹節炒めです!

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