2024PJCS80位 赤ロスト(赤月ロスト)
2024年のPJCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)のマスターリーグで80位という結果を残せたため、自分の備忘録も兼ねて初めてnoteを残します。基本全文無料です。(一応投げ銭して頂いた方用におまけを追記予定、また質問等も投げ銭して頂いた方のみとさせてください。)
day1 8-2
day2 1-3
以降はデッキ名は【デッキ名】で表現してあります。
◆デッキリスト
・day1使用
・day2使用
「ナンジャモ」を「シンオウ神殿」の2枚目に変更しただけ
◆デッキ選択理由
基本的には「ポケモンカードを始めた昨年のシティS1からずっと使用していたから」(他に自信のあるデッキもなかった)になりますが、そもそも赤ロストを使い始めた理由としては「非エク中心のデッキでほぼ毎回1ターンで倒され続けるため、サイド計算がしやすいから」です。サイドを取られ始めてからほぼ6ターンで勝負が決まるため、自分の動きを事前に組み立てやすいと考えていました。(直近に出た様々なカード達にその計算は狂わされるのですが・・・)
◆採用カード
ポケモン 12枚
個人的にできるだけ「キュワワー」のスタート率を上げたいので枚数を絞りたいと考えています。青ロスト(「かがやくゲッコウガ」入りの【ロストバレット】)はよく13枚入っていることが多いですが、赤では「かがやくゲッコウガ」がいない分、もう少しポケモンの枚数を減らしてデッキを回せるカードを入れたいと感じています。とはいえ減らしすぎるとアタッカーの枚数が足りなくなってしまうため、結局今回は12枚となりました。
・キュワワー 4枚
ロストギミックにおいて必須のカードです。基本的にはどの対面でも2面以上並べます。4枚フルで使う機会もあるため4枚採用。
・ウッウ 2枚
序盤から終盤までエネルギーなしで動けるアタッカー。2回使う可能性が高い対面が多く、序盤に「ウッウ」に「すごいつりざお」を使いたくないため、2枚採用。特に【ロスト系統】、【ドラパルト】対面では序盤から2回使用します。
・ヤミラミ 1枚
どの対面でも使用する可能性があり、相手によっては複数回使用するため、本当は2枚採用したいのですが、超エネルギーまで合わせて枠を用意することができずに1枚採用。
・かがやくリザードン 1枚
基本的には相手にサイド2枚取られたタイミングあたりから繰り出し始めて1〜3回使用します。「ルギアV」の「かぜよみ」や「ギラティナV」の「アビスシーク」を咎めるために5エネ付けて繰り出す時もあります。かがやくポケモンのため1枚採用。
・トドロクツキex 1枚
一番悩んだ枠。後述する「マシマシラ」を入れたい都合で「悪エネルギーを利用できるポケモン or エネルギーの色指定がないポケモン or そもそも他のアタッカーは入れない」で悩んでいました。最終的にどんな相手でも最後のサイド取り切りを狙える「トドロクツキex」を選択しました。JCS環境では【リザードン】が増えそうで、「ピジョットex」や「リザードンex」をワンパンできるのも大きな理由になりました。基本的には1度しか繰り出さない上にスタートしてほしくないため1枚採用。
・マシマシラ 1枚
個人的にはないと赤ロストは厳しいかなと思っています。【ドラパルト】のダメカンばら撒きを回復しつつ「ヤミラミ」の「ロストマイン」で最大150ダメージを出すことができるようになります。他にも【ロスト系統】、【サーナイト】、【古代バレット】 相手に使用します。相手のデッキに「マシマシラ」が入っている時にこちらの「マシマシラ」を出し返すことでギリギリこちらの計算を狂わされないのもポイントが高いです。基本的には1度出したら場に残り続けるし、倒される場合は「すごいつりざお」を「マシマシラ」に使用する余裕ができるため1枚採用。「マシマシラ」の存在がバレたくないため、スタートもしたくないです。
・テツノツツミ 1枚
主に相手の1面だけの「ハバタクカミ」を「ボスの指令」や「プライムキャッチャー」を温存したままベンチに下げさせるために使用したり、【ドラパルト】の先攻1ターン目にバトル場「シャリタツ」、ベンチに「ドラメシヤ」のみの盤面を作られた時に「ドラメシヤ」を倒しにいくために使用します。それ以外でも実質「ボスの指令」のように使用できたり汎用性の高いポケモンです。デッキの構成上ワザが使えるわけではなく、複数回使用する機会も少ない(最悪「すごいつりざお」で使い回せる)ため、1枚採用です。
・マナフィ 1枚
主に【ロスト系統】相手に「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」でサイド2枚取りをされないために採用しています。「キュワワー」が2面落とされると復旧が厳しくてそのまま負けてしまったり、そもそもサイドレースに追いつけなくなったりすることから赤ロストには必須かなと考えています。現環境で「キャンセルコロン」から「げっこうしゅりけん」をしてくる相手(【サーフゴー】、【トドロクツキex】)にはサイド2-2-2で取り進めることができるため、打たれるタイミングにさえ気を付けていれば大丈夫なため、1枚採用です。【パオジアン】が環境にめちゃくちゃ多い場合には2枚採用も検討します。
トレーナーズ 40枚
呼び出し札7〜9枚、入れ替え札8枚、裏呼び札3〜4枚、手札干渉2枚、「ミラージュゲート」4枚、「すごいつりざお」3枚、残り自由枠ぐらいの気持ちで考えています。
・なかよしポフィン 3枚
序盤の「キュワワー」呼び出し札として、どの対面にも「キュワワー」を2面展開したいことが多く、「ネストボール」を「キュワワー」に使いたくないので必須と感じます。「マナフィ」もついでに呼べるのがありがたい。4枚入れたいのですが、対戦中に使っても2回までのことが多く、4枚入れてしまうとデッキパワーが落ちると感じるため、3枚採用。
・ネストボール 4枚
序盤から終盤までいつでも使う呼び出し札。特に終盤は「すごいつりざお」から「ネストボール」ですぐにトラッシュからベンチに呼び戻すのに使いたいのでできるだけ残り枚数に気を付けつつ使います。相手の手札干渉対策での空打ちは残りの山の枚数等と相談ですが、しないことが多いです。基本的にいつでも強いため、4枚採用。
・ヒスイのヘビーボール 1枚
「かがやくリザードン」や「ヤミラミ」等、どの対面でも繰り出したいけど1枚しか入っていないポケモンのサイド落ちを防ぐために採用しています。確率的に「ヒスイのヘビーボール」まで含めて全てサイド落ちしている可能性は低いため、1枚採用で十分と考えます。
・いれかえカート 4枚
「キュワワー」を回すための入れ替え札。【ドラパルト】対面や【ロスト系統】、今は【サーナイト】でも乗せられたダメカンを回復する必要があるため、4枚採用です。「いれかえカート」を大事にする対面では「プライムキャッチャー」を先に使用したりもします。
・ポケモンいれかえ 3枚
「キュワワー」を回すための入れ替え札その2。最大枚数採用したいのですが、「緊急ボード」や「プライムキャッチャー」があるため、他のカードに枠を譲る形になったため3枚採用(逃げる手段以外の入れ替え札は8枚ほどでちょうど良いかなという感覚もあります)。「いれかえカート」を大切にするという意味でも「ポケモンいれかえ」は可能な限り枚数採用したいです。
・ミラージュゲート 4枚
ロストギミックのエネルギー加速手段。早い段階から「かがやくリザードン」や「トドロクツキex」を繰り出す機会があったり、逃げるエネルギーを確保したり等使用頻度が多いため4枚採用。
・すごいつりざお 3枚
倒されてしまった「かがやくリザードン」や「ヤミラミ」を複数回繰り出すためのカード。3回使用することも多く、サイド落ちも考慮すると4枚採用したいと思うこともありますが、2ターン目に使用したいカードではなく序盤の事故要因にもなってしまうため3枚採用。
・ロストスイーパー 1枚
基本的には【タケルライコ】の「ブーストエナジー 古代」等のこちらのサイドプランを狂わせてくるカードを除外するために使用します。2枚採用したかったのですが、枠を捻出できなかったことと、day1の構築だと自分のスタジアムやポケモンのどうぐに「ロストスイーパー」を使用してロストを進めるような使い方がほとんどできないと感じたため、1枚採用としています。
・ポケギア 2枚
序盤に「アクロマの実験」を手に入れにいくカード。また、終盤は残り少ない山札から確実にサポートを手に入れにいくために使うことも多いため、温存できそうなら温存します。多ければ多いほど序盤の安定が上がってデッキの最大値(デッキパワー)が下がる印象です。感覚になりますが、2枚採用としています。
・カウンターキャッチャー 2枚
【赤ロスト】は「ヤミラミ」以外では基本的に2体同時にきぜつさせるようなことはできないため、今の環境では裏呼び札は重要だと考えます。また、「アクロマの実験」や「ツツジ」等常に使用したいサポートが存在するため、「ボスの指令」を使用できるタイミングに限りがあります。そのため、このカードを積極的に採用しています。2回以上使用することが多く、3枚採用したいのですが、「ボスの指令」に1枠譲る形の2枚採用です。
・プライムキャッチャー 1枚
カウンターキャッチャーとほぼ同じ理由でサポートを使用しながら裏呼び札を使用したいため、採用しています。また、自分のポケモンの入れ替えとしても使用できるため、序盤から使用しやすいことや、入れ替え札と裏呼び札の枠を節約できることも採用理由の一つです。ACE SPECのため、1枚採用です。
・緊急ボード 1枚
序盤に持たせられれば複数回分の逃げエネを節約できたり、終盤に持たせられれば倒されたアタッカーを即座に復帰させる際の入れ替え札が不要になったり、「はなえらび」が確実に1回使用できたりします。不採用も考えていたのですが、終盤の手札干渉対策の一つにもなるため1枚採用としました。
・ワザマシン かじばのいっぱつ 1枚
最後に相手のサイドが1枚、こちらのサイドが2枚の状況から勝ちを作るために採用しています。【リザードン】、【タケルライコ】など終盤にサイドを2枚取るプランがない相手に使用します。1回しか使わないため1枚採用。
・アクロマの実験 4枚
ロスト必須のカード。いつでも使いたいので4枚採用です。
・ツツジ 1枚
手札干渉兼手札補充カード。【ロスト系統】は2枚採用のデッキが多いですが、基本的に1回使用できれば十分かなと考えており、安定に寄せるため1枠「ナンジャモ」に譲っています。ここの配分は未だ悩みますが、上記理由から1枚採用です。
・ナンジャモ 1枚
序盤の手札補充兼中盤以降の手札干渉カード。【ロスト系統】に対して相手の「ツツジ」圏内に先に入ったしまう時に使用することが多いです。序盤どうしてもサポートがない時の「ポケギア」の当たりをほんのりかさ増しするために「ナンジャモ」を採用しています。複数回使用するタイミングは無さそうなので1枚採用です。day2では速いデッキが多いと考えて、序盤に「ナンジャモ」を使わざるを得ない試合は投了でも良いと判断してシンオウ神殿に枠を譲りました。
・ボスの指令 1枚
最終ターンの詰めや、ハバタクカミを2面以上並べられた時に使用したいため採用しています。【サーナイト】が少なそうなら割り切って抜きたかったですが、一定数持ち込まれていそうだったため、1枚採用です。
・ボウルタウン 2枚
「なかよしポフィン」と「ネストボール」の中間ぐらいの役割を持つ呼び出し札。独自の性能としてスタジアムとして残り続ければ毎ターン使用できるため、残りさえすれば相手の手札干渉の対策の一つになります。序盤は相手の展開とこちらの展開次第で使用するか考えますが、基本いつ使っても強く、序盤のボウルタウンをトラッシュされた後にもう一度使いたいケースも多いため2枚採用です。体感ですが、1枚から2枚に増やしたことで安定感はかなり上がりました。
・シンオウ神殿 1枚
【ルギア】、【ミライドン】、【ロスト系統】、【ドラパルト】に対して使用します。【ルギア】に対しては「レガシーエネルギー」付きのポケモンを倒す時に基本使用します。【ミライドン】、【ロスト】には出せそうなら最初から貼っておきます。【ドラパルト】には「ネオアッパーエネルギー」で攻撃されそうなタイミングに手札干渉と合わせて使用したいです。【リザードン】、【ヌメルゴン】には「ミストエネルギー」対策として、「ヤミラミ」の「ロストマイン」や「トドロクツキex」の「くるいえぐる」を使用する時に使います。
サイド落ちさえしなければどこかのタイミングで引いてくることを期待できると考えたため1枚採用です。【ルギア】の先攻2ターン目の「テツノカイナex」による「ごっつあんプリファイ」やサイド落ちは割り切ることにしています。day2では【ルギア】が多いと思って2枚採用にしています。
エネルギー 8枚
「かがやくゲッコウガ」で手札に来たエネルギーを捨てられないため、手札にたくさん来て欲しくないのでエネルギーの枚数はできるだけ絞りたいです。個人的には6〜9枚ぐらいの間で収めたい気持ち。
・基本悪エネルギー 4枚
「マシマシラ」で使う分と「トドロクツキex」で使う分とサイド落ち、ロスト送り考慮の分で4枚採用です。「マシマシラ」と「トドロクツキex」を両方使うことになる対面が意外と多いです。
・基本炎エネルギー 2枚
「かがやくリザードン」の分とサイド落ち、ロスト送り考慮の分で2枚採用です。相手に【赤ロスト】だと思われたくないため、ギリギリまで「基本炎エネルギー」の存在は隠します。
・基本超エネルギー 2枚
「ヤミラミ」の分とサイド落ち、ロスト送り考慮の分で2枚採用です。
◆検討カード
採用を検討したり、一時期採用されてたけど抜いてしまったカード達です。ポケモンに関しては基本的に「トドロクツキex」と枠を争った結果不採用になっているため、「安定しない」などの記載があるのは「トドロクツキex」と比べて安定しないと考えていることになります。
・テツノカイナex
非エク軸のデッキや2進化軸のデッキに通りが良く、たねex軸には「かがやくリザードン」の通りが良いためこのデッキとの相性が良い。雷タイプのため、「ルギアVSTAR」や「ピジョットex」も倒しにいくことができる。非常に採用したかったが、【赤ロスト】における「ミラージュゲート」2枚同時使用のハードルが高く、安定しないと思い不採用に。「マシマシラ」は必ず採用したく、エネルギーが4色になるのも少し嫌でした。
・マフォクシーV
「マナフィ」が置かれない場合に強く通せるのではないかと考えていました。最近では【ロストドラパルト】だと思われると全く「マナフィ」を置かれないため、通りが良いとも思ってました。「マジカルファイヤー」宣言後がめちゃくちゃ脆く、「マフォクシーV」を通した後のプレイ難易度が高く感じました。かといって締めに使用する時に通せるのか?と考えた結果「ロストマイン」警戒でHP低いポケモンが絞られてる可能性なども考慮した結果不採用となりました。
・フーパex
「マシマシラ」と悪エネルギーを共有できる上に少なめのエネルギー要求で「テツノカイナex」、「アルセウスVSTAR」、「ハピナスex」に弱点を突いて倒すことができます。最初は採用していたのですが、【タケルライコオーガポン】が増え始めて【ハピナスex】はほとんどいなくなると思ったため汎用性の高い「トドロクツキex」に枠を譲りました。
・ミュウex
一番採用を迷ったポケモン。どんな相手にも繰り出す可能性があり、特に【サーナイト】や【ロストバレット】に対して「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」を使うプランが取れるのが強いと感じました。採用カードのところで触れましたが、ポケモンの枚数を増やしすぎたくない都合で「トドロクツキex」との両採用はしたくなく、耐久が低いためスタートした時に大きな負け筋となってしまうのを嫌って不採用としました。
・エンテイV
耐久を活かしながらそこそこの火力で攻撃を継続させやすいため、採用を検討していました。特に【サーナイト】対面において、手張り2回で攻撃できるため、「ハバタクカミ」などで妨害されても無理矢理突破してサイドレースを有利に進められる可能性を秘めています。しかし、このプランを通すには「基本炎エネルギー」を4枚は入れたいと考えており、現在の構築から大きく変更する必要が発生するため諦めました。【ドラパルト】対面においては「ボタン」と一緒に採用することでサイドレースを有利に進めるプランも検討していました。
・ライコウV
ほぼ「エンテイV」と同じ採用理由で、こちらは雷タイプのため、【ルギア】対面が楽になったり、「ピジョットex」を倒すパターンが増えたりするのが強みです。しかし耐久の低さから不採用としました。
・レントラー(みなぎるせんこう)
雷弱点のポケモン一点狙いで弱点を突いてサイドレースを有利に進めることができるポケモンです。雷弱点ではなくとも、180ダメージ出せるため、「ウッウ」と合わせてHP280ラインのポケモンを倒しにいったり、「ウッウ」+「ヤミラミ」の「ロストマイン」の余りと合わせて「リザードンex」を倒したりできます。たねポケモンではないため、スタートしない点も強みなのですが、それ故にサーチも難しいため不採用としました。
・ガチグマアカツキex
「かがやくゲッコウガ」入りの【ロストバレット】ではほぼほぼ採用されているポケモン。役割が「かがやくリザードン」と近く、【サーナイト】、【リザードン】、【ドラパルト】に重きを置いた時に「トドロクツキex」の方に魅力を感じたため、不採用としました。
・イイネイヌ
【赤ロスト】が闘弱点のポケモンが中心のデッキをやや苦手としている上に高耐久でそこそこの火力を出せる非エクとして注目していました。最終的に闘タイプの枠が必要ないと感じたこと、「イイネイヌ」のために「基本悪エネルギー」と「基本闘エネルギー」で合計5枚ほど枠を割くことはできないと考えました。
・改造ハンマー
【ルギア】対策や【リザードン】、【ヌメルゴン】の「ミストエネルギー」対策のグッズ。「シンオウ神殿」と合わせて【ルギア】対策を計2枚採用するための2枚目としての感覚でした。多いとしても半分以上ルギアになるほどではないと思ったためday1では対策札を1枚だけにする都合で不採用。day2では「シンオウ神殿」の方が残った時に強い上に、先に出しておくことでそもそも「テツノカイナex」などを動かせないようにしたかったため「シンオウ神殿」の2枚目に枠を譲りました。(「トドロクツキex」の「カラミティストーム」を雑に使いたい都合などもありました。)
・ワザマシン デヴォリューション
進化デッキに対して少ない総ダメージで相手の盤面を妨害させ得るポケモンの道具。「ピジョットex」への対策としても考えたのですが、手数をあまりかけ過ぎたくないこと、「ピジョットex」を除けば「かがやくリザードン」でサイドを取り進めるプランの方が手数が少なくプランを立てやすいことから不採用としました。
・ハッサク
主にロストゾーンが7枚になってから終盤までにおいて非常に強く使えるサポート。特に山札を圧縮し切れないことが多い【赤ロスト】では最後の詰めがとてもやりやすくなります。序盤で使っても悪くはないんですが、ロストゾーンの枚数は増やせないため、「ポケギア」などに枠を譲っています。「ロストスイーパー」によるロスト加速手段を構築に組み込んでいたら採用していたかもしれません。
・マグマの滝壺
「かがやくリザードン」のエネルギー加速として優秀で、終盤なら「ミラージュゲート」なしで戦えたりもするため便利です。また、能動的に「マシマシラ」を使用することができるようになり、滝壺の20ダメージと「ヤミラミ」の「ロストマイン」を組み合わせることで140ダメージのばら撒きを狙うことができます。先述の「マフォクシーV」や「エンテイV」と組み合わせた構築も検討していたのですが、それぞれの不採用理由や練度不足もあって諦めています。このカードだけ1枚入れるのもアリだったかもしれません。
・ジェットエネルギー
「ポケモンいれかえ」と逃げるを同時にこなせる入れ替え札で、序盤に引けるとこの1枚だけで「はなえらび」を複数使用することができます。「ポケモンいれかえ」や「緊急ボード」の枠と悩んだのですが、終盤は「ヤミラミ」や「かがやくリザードン」や「トドロクツキex」に手張りでそれぞれの基本エネルギーを付けたいことが多く、「ジェットエネルギー」が使い辛いと感じたため不採用としました。
・シークレットボックス
最初は安定感を上げるために5枚目の「アクロマの実験」として採用していました。相手の「ツツジ」を使われても元の2枚と合わせてドローと「キュワワー」の「はなえらび」で引ける分でコストが足りて「ツツジ」を返せるので魅力的だと思っていました。サポート権を使わない裏呼び札に重きを置いていたこと、「シークレットボックス」を強く使うためにはサイド落ち確認を完璧にしないといけないことから「プライムキャッチャー」に枠を譲りました。もっと練度があれば「シークレットボックス」にしていたかもしれません。
・アンフェアスタンプ
相手の手札干渉をしつつ、こちらの細い手札を回復させることができます。「アンフェアスタンプ」を使った返しに逆に「アンフェアスタンプ」を使われたり、普通にサポートから復帰されたりしたら悲しいため不採用としました。
◆サイド落ち確認
上から順に優先度が高いと考えています。
1. エネルギーの枚数
「ミラージュゲート」を使用する際に欲しいエネルギーが山札に残っていることを把握しておく必要があることや、エネルギーのロスト送りの判断に必要なため確認します。
2. 「ミラージュゲート」「すごいつりざお」の枚数
ゲームプランに関わるため必ず確認します。この辺りがたくさん落ちている場合は「ウッウ」で無理矢理サイドを進めたり、「かがやくリザードン」を少ないエネルギーで使用できるタイミングまで温存しておいたりなど検討します。
3. 各ポケモンの確認(+「ヒスイのヘビーボール」)
ゲームプランに関わるため、対面で必ず使用するポケモンのサイド落ち確認をします。落ちていた場合は、「ヒスイのヘビーボール」の確認もします。「すごいつりざお」の使うタイミングが変わるため「ウッウ」のサイド落ちの有無だけでも大事になります。
4. 「ワザマシン かじばのいっぱつ」
3. とほぼ同じですが、ゲームプランに関わるため、必ず使用する対面の場合には確認します。
5. 裏呼び札の確認
対面によっては3回使いたい場合もあるのでロスト送り判断やゲームプランの構築のために「プライムキャッチャー」、「カウンターキャッチャー」、「ボスの指令」の枚数を確認します。
6. 「アクロマの実験」
「アクロマの実験」をロスト送りにせざるを得ない時があるため、本当に送って良いかどうかを考えるために確認します。自分の場合は最初の確認で必ず枚数確認しているわけではなく、SARにして他のサイド落ち確認をしている際にぼんやり見えやすくしておいてなんとなく枚数が少なそうだったら枚数確認する、ぐらいでした。
7. 「ツツジ」
最後「ツツジ」でのお祈りが必須の場合に山札から引きにいくか判断するために必要です。最初では確認してないことが多いです。HRにしてパッと見でわかりやすいようにしてました。
8. シンオウ神殿
【ルギア】対面の時だけ確認します。
◆各対面の動き
あくまで理想の動きになりますが、これをベースに考えて動かしていきます。
・基本方針
「基本炎エネルギー」を見せないように動かして、できれば相手のベンチに「マナフィ」を出してもらいます。「マナフィ」を出してもらうことで「マナフィ」に「ロストマイン」が勝ち筋の一つになります。一応初手はどうしても「キュワワー」が足りていない時以外は「ネストボール」を使わないようにしてます。(「ネストボール」で「かがやくゲッコウガ」が出てこない時点で「マナフィ」を置かれなくなってしまうため。)また、「マシマシラ」は極力隠します。ケアされずにダメカンをこちらのベンチに残してもらえれば「マシマシラ」を強く使えます。(day2では隠しててもめちゃくちゃケアされてました…)
・【リザードン】
基本的には相手の「リザードンex」に攻撃されてから攻撃し始めます。相手の「リザードンex」が複数並ばないように倒していきます。「マナフィ」をベンチに置いてもらえると、「ピジョットex」+「リザードンex」+「マナフィ」+「何か」になるのでサイドプランが非常に楽になります。(「マナフィ」を「ロストマイン」で倒せば余りの5個を「リザードンex」に乗せることで「かじばのいっぱつ」圏内にできる。)
「マシマシラ」が相手から登場する場合がありますが、その場合は逆にこちらの「マシマシラ」の「アドレナブレイン」と「かがやくリザードン」の「かえんばく」で相手の「ピジョットex」を取るチャンスになります。
・【タケルライコオーガポン】
基本的には相手のサイドが4枚になってから攻撃し始めます。それまでに「ゆうきのおまもり」付きの「タケルタイコex」を「おとぼけスピット」で削ったり、「イキリンコex」を削れていると、ゲームプランが楽になります。
・【ドラパルト】
色々な型がありますが、全てまとめての方針となります。こちらに「マシマシラ」がいたとしても「ファントムダイブ」によるサイド2枚取りを防ぎ切ることはできず、1度はサイド2枚取りを許すことになります。2回以上サイド2枚取りをさせないように「マシマシラ」と「入れ替えカート」を駆使することになります。「ドラパルトex」 + 非エクのポケモン4体を倒してサイド取り切りを狙います。
・【サーナイト】
ハバタクカミで完封されます。できるだけ「アクロマの実験」や「ボスの指令」を使いながらロストゾーンの枚数を増やしていきます。相手にサイド1枚取られてから始まります。勝てないときは勝てません。
・【ルギア】
相手が上振れたら負けます。先攻2ターン目の「テツノカイナ」に備えてロストゾーンのカードを増やすことを優先します(可能なら「かがやくリザードン」もベンチに用意しておく。手張りもできると尚良い)。「オーガポン いどのめんex」に備えて「マナフィ」も出しておきたいです。「テツノカイナex」を出してくれるなら、サイド2枚ずつ取り進めることを狙います。
・【古代バレット】
基本勝てない対面のため思い切った動きをしていきます。基本的には最初のターンに「かがやくリザードン」をバトル場に置いて番を返し、「かがやくリザードン」に攻撃されて乗ったダメカンを「マシマシラ」の「アドレナブレイン」で返すことで無理矢理ダメージレースに追いつこうとしています。
相手の場に「ハバタクカミ」がいる場合は「ハバタクカミ」にダメカンを乗せていき「ウッウ」で「ブーストエナジー 古代」付きの「トドロクツキ」を攻撃していきます。「ハバタクカミ」がいない場合は、「ブーストエナジー 古代」が付いていない「トドロクツキ」を「アドレナブレイン」+「おとぼけスピット」で倒していきます。後半は「アドレナブレイン」で送れるダメカンがなくなってしまうかもしれませんが、その頃には「かがやくリザードン」が動かせるようになるため、ダメージが足ります。1回目の攻撃を「かがやくリザードン」で受けている分でサイドレースにはギリギリ勝てる計算です。
・【ロスト系統】
練度勝負になってしまうため、その場その場の状況次第で動かざるを得ないことが多いです。基本的には相手の「ロストマイン」に対して、こちらの「アドレナブレイン」+「ロストマイン」で返すことでサイドレースを逆転することを狙う。ただし、「アドレナブレイン」をケアされるとベンチにダメカンを10ずつ散らされる。可能ならベンチの展開を絞りたいが、相手の「かがやくゲッコウガ」による「げっこうしゅりけん」も防ぎたいため、「マナフィ」も置きたい。「キュワワー」2面 + 「マナフィ」までなら「アドレナブレイン」と「入れ替えカート」で相手の「ロストマイン」による2枚取りを防ぐことができます。
◆最後に
環境には「かがやくゲッコウガ」軸のロストが多いですが、【赤ロスト】も色々な方に使用してもらえると嬉しいです。
何か気付いたこと等ありましたら随時追記や修正を行う予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
以降はおまけ部分となります。
JSCでの対戦内容をざっくり記載したり、day2の使用候補だったデッキを載せておいたり、もしあれば質問に対する回答などをまとめておこうかなと考えております。
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