ジャックポット

久々にゲームセンターに行ってメダルゲームをやっていたら、ジャックポッドが当たった。

通常の当たりでは払い出し10枚とかなのに、ジャックポットは1000枚と桁が全然違った。
まるで永遠に続くかのように注ぎ続けるメダルに、1人で来ていた僕はビビり散らしていた。
普通は嬉しいことのはずなのに当たったことが怖くて仕方なかった。
ジャックポットチャンスで玉が当たりに近づく度に心の中で
外れろ、外れろ
と念じるくらいに。
なんか基本的にずっと人生こんな感じで生きているな。

幸せな状態でいることが怖い。
学校や仕事でうまく行くことが続くとどんどん不安になってくる。
逆に失敗したり、嫌なことがあると安心する。
でも安心するだけで嫌なことには変わらないので、結局完全に幸せな時は訪れない。
なんで嬉しいことは嬉しいと素直に楽しめないんだろうと、せっかくの休みに一人でゲーセンに行ってジャックポットを当てて思った。


僕の心の中のアンミカが言った
「人生ってジャックポットやねんな」

「ジャックポット当てた時、どう思うかにその人の人生詰まってんねん」

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