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聖書タイム

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山形優子フットマンが綴る、楽しく、優しく、そして日々の生活に根ざした聖書のおはなしです。毎月更新いたします。
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#イザヤ書

2023年1月の聖書タイム「信仰は小さくても・・・」

by 山形優子フットマン 「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。」 ーー ヨハネによる福音書1:1 新年、初の言葉は「明けまして おめでとうございます」。新しい日記帳は真っ白で、未知の時間が待っています。今年はどんな年になるのでしょう。 冒頭の聖句は、もちろん新年の挨拶ではありませんが、「新年」という決まりがなかった頃からの「初めにあった言葉」、つまり世が始まる前からの神秘へと、読む人をいざないます。創世記の最初、天地創造のくだりをみましょう。

2022年12月の聖書タイム「星を見上げて歩こう」

by 山形優子フットマン 「わたしは信じます。命あるものの地で主の恵を見ることを。主を待ち望め 雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め。」 ーー詩篇27:13-14 冒頭の聖句のメッセージは「主を待ち望め」です。イスラエルの古人たちは、救い主メシアの誕生を気の遠くなるほど前から待っていました。けれども、「救い主」と言っても、そのイメージは世紀を経て千差万別、今も私たち一人一人の「救い主」への期待やイメージは異なっているはずです。 「わたしの思いは、あなたたちの思いとは

聖書タイム2021年3月:「疲れている人への処方箋」

text by 山形優子フットマン 山形優子フットマンの執筆・翻訳 クリスチャン新聞福音版に「こころの食卓」連載中 「いのちのことば社」翻訳本: 「マイケル・チャン勝利の秘訣」マイク・ヨーキー著 「コロナウィルス禍の世界で、神はどこにいるのか」ジョン・C・レノックス著 あなたは知らないのか、聞いたことはないのか。 主は、とこしえにいます神 地の果てに及ぶすべてのものの造り主。 倦(う)むことなく、疲れることなく その英知は究めがたい。 疲れた者に力を与え 勢いを失っている