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⛪ お言葉に甘えて信じます ⛪

マタイ25:31-46 エフェソ1:15-23 エゼキエル34:11-16,20-24

☀終わり(未来)から今を考える

*昔読んだロシアのお話です。3人の平凡な男たちがいました。気のいいお百姓たちでした。仲良く、いろんなものを分け合って困った人には親切でした。でも、信仰や教会にはあまり関心がありませんでした。彼らは互いに言っていました。「俺ら俗世間の人間には天国はとても無理だな。聖書は難しいし、司祭様のようにはなれないし・・」3人は死んで、再会しました。なんとそこには・・。

*今日は教会暦の終わり日曜日「最終主日」です。イエスさまが「すべての民族を裁く」と言われます。イエスさまの判定基準から見れば私は決定的に「山羊」です。永遠の「罰」を受けるしかありません。「仕方がない(熊本では、しょんなか)」人間です。いいことも少しはしたかもしれません。しかし、その動機を考えると純粋とは言えないのです。「人間のもっとも善き業にも罪がある」(ルター)。「災いだ。わたしは滅ぼされる」(イザヤ6:5)。

 

☀キリスト(救い主)に結ばれた生活習慣を

内村鑑三(1861-1930)は「山上の垂訓」に感動し実践する努力をしました。3週間ほどで疲れ果て自分が罪人であることを認めました。パウロは「善をなそうという意志はありますが、それを実行できないからです‥(それは)私の中に住んでいる罪なのです‥わたしはなんという惨めな人間なのでしょう‥だれがわたしを救ってくれるのでしょう‥」(ローマ7:7-25)と告白しています。しかし、その直後に「わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝します!」(7:25)とイエスさまにお会いした感動を記します。「今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません。キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、罪と死の法則からあなたを解放したからです。」(ローマ8:1-2)

 

2023年、「霊の法則・福音」を共に学びつつ歩んでまいりました。ある宗教学者が「日本人は宗教音痴、ほんとうの『甘え』を知らない」と言っています。仏教国・神道国と呼ばれるこの国で、不思議にも北欧の素朴な「イエスさまが内に住んでくださる」という福音をいただいている私たち・・この小さい群れを主は一歩一歩導いてくださいまました。イエスさまの赦しの言葉、恵みの言葉、十字架の恵みの言葉に100パーセント甘えて「お言葉に甘えて信じます」と告白しましょう。

 

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