マガジンのカバー画像

めちゃぶり

210
作ってのせる 気持ちをのせる めちゃぶり 日々の雑感保管所 あとで簡単引き出し便利 参加を希望される奇特な方おられましたら 海尾守のサイトマップへコメントでお知らせください (ウ…
運営しているクリエイター

#死

半夢半醒間夢見誰

和訳:うつらうつらと誰の夢を見る 大叔父の四十九日で眠たくなった。 叔父が眠らせたようでちょっと嬉しかった。死を受け入れられないから眠たかったのかもしれないが。 結婚式のご祝儀を間違って199999円振り込んで、縁起でもないからって当日1円玉をくれたこと。 結婚式の名簿、名前の漢字を間違えたから急いで電話で謝ったら、「そんなことはどうでもよくて、あれはどうなったー?」と本当に気にしない人だったこと。 東京でおすすめの観光地は?と聞いたら「うーん浅草寺の大提灯は見て欲

なぜ大叔父の四十九日に参列することを脳内で「参戦」と言ってしまうのか。 きっと、彼の死に挑まなきゃいけないからだろう。 結婚式のご祝儀、間違えて199999円振り込んだので当日1円玉をくれて。 就職や結婚が決まっても、学者になれ、大学院は行かないの?と。 良い人なんです。

要好好珍惜你在乎的人

※和訳:大事な人を大事にしようね 遠くにいる人ほど大事にして、身近な人ほど大事にしない そんな傾向が日本にはあるな、と感じている。 それは、直接的には礼儀作法などに由来するものだろうし、もっと根源的な理由としては この人はきっと私の目の前からいなくならない という安心感があるからだろう。その人が存在するのが当たり前になっているんだな。 しかし、ある日突然いなくなることがある。 そして、それが大事な人であればあるほど深く後悔するのである。 でも、その時にはもう、

色即是空 空即是色

今の時期、春から夏にかけて先生、祖母、大叔母と三回忌がやってくる。 先生は心臓病、祖母はがん、大叔母は縊死だった。 私を理解してくれていた数少ない人たちが一気に亡くなっていった。 … ちょうど心身を崩して引きこもっていた頃に先生や祖母が亡くなり、ゼミの転向に奮闘、何とか就活を始めた矢先に大叔母が自らの手でこの世を去った。 本当に本当に、みんないなくなって。 自分も十分に過酷な状況だったけど、それ以上に一緒にいてあげられなくて、辛かった。 … 先生、会いに行けな