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高校卒業認定試験

お笑い芸人コンビEXITのかねちーこと兼近大樹さんが割と好きなのですがYouTubeチャンネルの企画で、去年から高校卒業認定試験の受験を目指しており、先日、その結果報告の動画を見ました。

【EXIT兼近】高卒認定試験の結果報告!1年間の勉強の成果は⁉︎ - YouTube

かねちーは中卒、それも中学校もまともに通っていなかったそうで、学校教育はちゃんと受けていないのですが、脳科学者の中野信子さんとの出会いをきっかけにして、高校卒業認定試験を目指すことになりました。

そもそも高校卒業認定試験とは、なんなのか?

文部科学省のウェブサイトにはこのように記載されています。

高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった方等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
(大学入学資格検定(大検)は、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験にかわりました。)

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定):文部科学省 (mext.go.jp)


というわけで、高校を卒業していなくても、この試験に合格すれば大学受験資格ができ、大学受験で合格すれば大学に行くことができますし、逆に高校に行っていない人は、まずこの試験をクリアしないと、大学に行けないということになります。

受験資格は、16歳になる年度から。

受験科目と合格要件は以下の通り。

一度に全部合格しなければならないわけではなく、科目を選んで、複数回に分けて受験することも可能なよう。

実際忙しいかねちーは、今回現代社会、国語、英語、数学、科学と人間生活の5科目を受験したそう。

英語に至っては、We had been very successful.を、「私たちはそら豆がとてもお城」(笑)と訳すレベルからのスタートで、仕事も忙しい中、チャレンジすることがすごいなあと思います。

【高卒認定への道】かねちー英語の試験を受ける。天才すぎる英語力に先生困惑⁉︎ - YouTube

そして、結局英語はダメだったものの、それ以外の4科目が合格!数学は全然わからなかったのに合格したとのことですが、学歴が低くても、何歳からでもあきらめずこうやってチャレンジする姿勢に希望が持てるなあと思います。

この動画のお陰で高校卒業認定試験のことを知ることができたこと自体、とてもありがたく思います。

一方で、学校に行かず、自力で勉強して、8~10科目で高校卒業認定されるレベルの知識と学力を身に着けるのはやはり大変だろうなと思います。

息子の学校にも、学校に来られない子がいるそうなのですが、クラスで授業は受けなくても進級しているので多分定期テストはきちんと受けて基準以上の評定が出ているのだと言うことで、普通に学校に来るよりすごい、偉い、と息子は言っていました。

私も同感です。

学校生活でやらなければならないことのすべてが必要かと言えばそうとは思わないですし、授業も、その時間をかけるのはコストパフォーマンスがあまり高くないかもしれないですが、ある程度クラスに座って先生の話を聞いたり、問題を解いたり、宿題をやったりという強制力が働く環境に身を置いている方が結果的には楽なんじゃないかな。そういう勉強の仕方があるべき姿なのかどうかも微妙ですけど。

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