適応障害になった話

新社会人の皆様、仕事はどうだろうか?

そろそろ職場の人間関係のいい面と悪い面が、なんとなくわかり始めた頃なのではないかと思う。

そんな皆様に私は言いたいことがある。

ヤバいと思ったら辞めてもいいよ。

現実問題そんなに簡単に辞められるわけがないとの声も聞こえてきそうだ。

正直そう思う。

でも、いくら無責任だとしても、もう一度言いたい。

ヤバいと思ったら逃げろ。

なぜ私がここまで言うか。

それは過去に体験し、今もその後遺症に苦しんでいるからだ。

適応障害という言葉はご存知だろうか?

最近テレビでもよく聞く言葉だ。

適応障害は、ハッキリとした強いストレス因子があり、そのストレスをきっかけに発症するらしい。

今から話すのは、私の実体験だ。


忘れもしない2018年10月、私は適応障害を発症した。

何の変哲もない朝だった。

仕事着に着替え、時間を確認し、「あと10分で出勤だな」と思った瞬間。

突然の猛烈な吐き気が襲った。

えずくだけで吐けなかった。

すると段々息が上がってきた。

気がつけば過呼吸を起こし、床に倒れ込んでいた。

私は実家暮らしなのだが、母が発見し、頭に紙袋を被せてきた。

よく過呼吸の人の口元に袋を当てるあれだ。

そこからの記憶は朧だが、母が切れ気味に当時の私の職場へ「娘は休ませます」と電話をしてくれたことは覚えている。

その日父に連れられて、たまたま予約が取れた心療内科に行った。

結果は適応障害だった。

原因はハッキリしている。

当時私は、お局様から職場いじめを受けていた。

きっかけは簡単なものだ。

元々その職場には、男性4人に対してお局様1人の状態だった。

逆ハーレムというやつだ。

そこに増員と称して私が入社してきた。

そう、これが全ての始まりだった。

最初はお局様も優しかった。

仕事も丁寧に教えてくれた。

ただ、この時気がつけばよかったのだ。

お局様が私に教えてくれる仕事のやり方はどこかズレていて、絶妙なミスをさせるものだった。

馬鹿な私はそれに気付くことなく、その通りに仕事をこなしては毎日ミスしていた。

そして、ある日突然始まる無視。

最短で2週間、デフォルトで1ヶ月は続いていた。

そんなこんなでいつのまにか仕事の事を考えるのではなく、いつもお局様のことばかりを考えているようになった。

恋でもしていたのだろうか。

そんなこんなで3ヶ月の休職をしたのちに復職不可能との判断が会社から下り、私は仕事を辞めた。

以上が私の実体験だ。

今でも当時のことを振り返ると震えが来る。
余談だが、転職した先でフラッシュバックを起こし、その職場を辞めざるを得ない状況になったりもした。

適応障害になったばかりの頃は、何度となくお局様を恨んだ。

でも今は恨みよりも、あの人が同じことを他の人に繰り返さないことを願っている。

新しい環境で今頑張っている皆様が、私と同じことにならないように、今日はこの話を書いてみた。

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