「神永新二」になって。
今日は、神永新二さんの誕生日。
相変わらず、私の中では綾波レイのような人です。
どこで生まれて、どんな生活を送っているのか。
人間臭い所がない、よくわからない人。
演じたSさんにも言えますが「あなた、誰?」な印象です。
それでも、ウルトラマンと融合した神永新二の方が、人に近くて好きですが。
昨年の7/17は、何もしなかった(というか、周囲のお祭り騒ぎに圧倒されて
その気が失せた)のですが、1年経って、自分自身も落ち着いたので、お祝いも兼ねて、残しておこうと思います。
1年前の7/17。
私は此処にいないはずだった。
ゾーフィにより、私の生命は神永に。
抜け殻の身体は、光の星に送還される事に。
でも、私は地球にいる。
「神永新二」として、此処にいる。
何故?
政府の男に擬態したゾーフィは、「君の願いを叶えただけだ」と私に告げた。
そして、自らもしばらく地球に留まると言い「この姿は、色々と便利だ」と笑った。
一体、何を考えているんだか…。
そして、メフィラス。
目覚めてすぐの夜、彼は白い花束を抱え、病室に現れた。
「こうなると思っていたよ。君が生きていてくれて何よりだ、ウルトラマン」
闇の中の花の香りが鼻につく…。
1年後の7/17。
その日がやって来る。
私の、
神永の誕生日が来る。
無駄なものがない部屋に、少しずつものが増えていく。
禍特隊の仲間と一緒に撮った写真。
小さなテトラポットのオブジェ。
そして、初めて買った観葉植物植物の鉢。
小さく項垂れていた葉は、日々、大きくなり、葉脈を広げ、新芽を付けていく。水を絶やさように、光が当たるようにしてよかった。
そのうち、花を付けるだろう。楽しみだ。
みんなで誕生日を祝ってあげるから部屋にいてと、バディから連絡が入る。
経験した事のない行為に、戸惑いが込み上げ、追いかけてくるように喜びと
照れ臭さを感じる。
私は、もう1人じゃない。
バディがいる。
仲間がいる。
拳を交えた外星人がいる。
面倒で厄介な同胞もいる。
そして、神永がいる。
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