オカルト麻雀対戦記 vol3 五反田next 対局編

2022年、都内某日。今日も己の麻雀の強さの追求のためだけに、五反田は、麻雀nextへ(最近、よく行くなあ、、)。

お目当ての女流プロと、打てるかなあ、、。

トランプのクジでの卓組みの抽選の結果、1戦目は、お目当てではなかった、女流プロKさんと同卓することに。

うん、、Kさんかあ、、、、。
(全然、Kさんと同卓でも問題無いのだが、実は、このKさんとは、過去にもう何度も何度も対戦していて、あまり相性が良くないのである。本当に、同卓の縁だけはよくある。決まって毎回、腕を振って行くと、Kさんからリーチ後カウンターあがりを決められたりして、だいたい、Kさんがトップ、僕がラスの、トップラスを決められてしまうのである。そして、僕がKさんより着順が上になるときは、決まって、僕が3着、Kさんが4着という、2人とも、グズグズな内容と結果での勝利となるのである。毎回、毎回。そう、僕は、この何度も何度も対戦しているKさんが同卓している時に、未だに、トップを取ったことが無いのである。)

ふ~~、何だかなあ、、まあ、今日こそいっちょ、トップ取るかあ、、!

東1局 0本場 東家 ドラ5ソウ
Kさんは、僕の下家、南家です。

二九萬④⑥⑥⑧⑨ピン23459s発中
5ソウは、赤牌です。

起家スタートでの、この配牌。う~ん、、。
今局の、アヤ、支配筋は、、、、、、
、、、、、わからない! (まさかの!笑)
あれ? いつもの発動しない。笑。う~ん、まあ強いて、147ぃ? かなあ(希望)? こういう時は、、、。まあ、とりあえず進めてみるか。
第1打目は、手拍子に九萬。2巡目に、西家から、南のポンが入る。
南!? オタ風、、、。
道中、三萬と④ピンをツモり、発を重ねて、場に3枚見えとなった四萬をチーして、そのあと、後付けの形で発をポン出来て、なんとかなんとか、この聴牌までこぎ着ける。

④④⑥⑧345  発発発ポン 二三四チー

場に2枚切れの間⑦ピン待ち。発、赤、ドラの、5800点聴牌。

対面のオタ風ポンの方にも、聴牌気配。ドラの5ソウまで押している。両脇2人は、まだかなあ、、。まだなんだけど、明らかにほんのり、押し気味、2人とも。しかしまあ僕のこの聴牌の、聴牌形の、これじゃない感。場合によっては充分立派な聴牌形だとも思うんだけど、今、座って感じているのは、全くの、これじゃない感! 笑。
だいたい、もし、さっき予想した僕の147が本当に当たっていると仮定したら、僕と対面で合わせて3フーロ。通常、オーソドックスになら、支配筋は変化しているはず。
う~ん、なんか、そういうことでも無いようなスタートなんだよな、あの、対面の、オタ風、南ポン、、、。

そうして、もう何巡か経ち、かなり場が煮詰まったと感じたところで、Kさんが、西を手出しして、西家の方に放銃。あがり形は、この形だった。

東東西西一一一萬345s  南南南ポン

西ドラ1の、テンパネ2600点。

そうだよなあ、もう、こういう形しかないよなあ。東と西は、どちらも生牌。こういう形か、トイトイとかしかないよなあ。暗刻で持っている場合も、もちろんあるけど。それにしてもKさん、よほどの高打点の聴牌でも入ったのか何なのか、よく切ったな。まさか、ひょっとしたら、、。始まる前、もうすでに西家の方とKさんは今日何回も対局しているようで、俺の顔を見るなり、西家の方に、次はトップ取らせてあげるよぉ~、とか、冗談で言ってたけど、まさかな、、、。
さすがに、それは無いか、、。

この後、ズルズルズルズル、Kさんと僕が一緒に持ち点を減らして行く展開に。

また、この展開かよ! ww

そして、東4局、上家の親に、このあがりを決められてしまう。

四五六萬④⑤⑥⑧⑧ピン33355s
五萬は赤牌。5ソウにも赤牌1枚。

⑧ピンと、ドラである5ソウのシャンポン待ち。

この形から、小考の後リーチして、数巡後、僕の目からラス牌であるドラの5ソウをガッチーンとツモって、メンタンツモ、赤赤ドラ3の親の倍満。8000は8200オールのあがり。

この半荘の大勢を決めてしまうかもしれないような大物手をあがられてしまう。

持ち点は、僕が11000点台、Kさんが9000点台となっていた。

まずい。ジリ貧もジリ貧。笑 なんとか初あがりが欲しい。自分の状態が、まるで今のこの局面に追いついていない。はあ~~。どうやらこれは、この持ち点状況で、打点を下げて鳴いていかなきゃ、だな。

次局。
好配牌から、この形まで持ってくる。

二二二六七萬66s⑥⑦⑧ピン ⑤⑥⑦チー

もう速攻で鳴きたいと思っていても、僕の欲しいところ、まあ切れていく切れていく。悪い時のあるあるですよね。結局、僕の目から3枚目の⑥ピンをなんとか上家の親から間⑥ピンの形でチー出来て(カンチャン鳴きは、赤⑤ピン引きに備えるため、安全度のため)、タンヤオのみのこの形の聴牌を入れることが出来た。五八萬待ち。

そして、すぐに、怖ぁ~い怖ぁ~い親からのリーチが入った。
すぐ次の僕のツモは、、、、、、、、
「ツモ!」

場に3枚切れている明らかなラス牌の八萬をツモることができ、僕のあがり。櫛引祐二、渾身のあがり。末広がり八萬。
麻雀よ、永遠に。

半荘初あがり。親のリーチをかわすことが出来た。いやあ、タンヤオのみだったが、本場とリーチ棒が地味にデカいな。嬉しい。

すぐに南1局の僕の親番は流れ(配牌ズダボロ、Kさんと上家の2人聴牌流れ)、南2局は、Kさんが高そうなリーチを放つも、対面の方に安手でけられ終局。そして南3局に、打点は低いが好形の手が僕に入った。

三三三萬①②③④④⑦⑧⑨ピン67s

ドラは⑦ピンで、58ソウ待ちの聴牌。リーチをかける。現状、出あがり2600点の聴牌。鳴き仕掛けをしているトップ目の上家が、これでもかというくらい、押してくる。こちとら支配筋がウーパーだと高をくくっているから、比較的自信がある。何筋押されただろうか。ドラまで切ってくる。ソウズ全然切れてないのに、ソウズも押してくる。もう、トップ目の方は最後まで押し切ろうと決めていたのだと思う。終局間際、生牌の8ソウまで押して来て、僕のあがりとなった。
オーラス、14000点台の僕。9000点台のKさん。満貫ツモでギリギリ2着を捲れる状況ではあったが、どうしても、どうしても、女流プロKさんには負けたくなくて、3着を受け入れるこの形での聴牌を入れた。

三四五六七萬55s⑥⑦⑧ピン 中中中ポン

中のみの1000点。僕の捨て牌に、だいぶ良い感じで、四萬、六萬、と切れていて、場況的にも萬子は安くて、あがりは堅いかなと思った仕掛け。案の定、トップ目の方からリーチ宣言で二萬が放たれて、僕のあがり。終局。
15000点台の、3着となった。

なんだか、スッキリしない半荘だったな。手材料の中では、比較的うまくやれたかなという反面、序盤は、安手だけど、細かいあがり逃しもあったしな。終始受け気味でベターなあがりを拾い続けた僕に対し、Kさんは、持ち前の攻撃性で、腕振れていてよかったとも思うけどな。ただ、唯一、東パツで振り込んだあの西。あの西、あの牌が、ワザとじゃなければ、な・・・・・・。よかったと思う。

2戦目は別卓へ移動。Kさんは勤務時間終了となり帰宅。2戦目も、卓抽選で、お目当てのプロとの同卓は叶わなかった。たぶんアマチュアの、知らない方々3名と打つことに。
まあ、でも、頑張って打ちきろう!


2半荘目、東パツ、北家スタート。ドラは、南。え~と、支配筋(アヤ)は、、、147? 
かなりこれも自信なし。自分にペンチャンやらカンチャンやらの47の受け入れが多かったから、そう思いたかっただけ。笑 7巡目、対面の南家からリーチが入る。しばらくして、押していた上家が⑧ピンを切って放銃。あがり形は、この形だった。

南南三四五六七八萬⑤⑥⑥⑦⑦ピン

リーチドラドラ、高目イーペーコーの、安目あがり。5200点の、横移動。

ウーパー(58)、か、、。
(この、開局から、無理して予想して、今日は支配筋を外している僕だが、外したなら外したなりに、そのあと有利に予測できる様々なことがあります。麻雀の、面白いところ。こういう時は、結構、どこかの色のみが強い、その色ばかりのあがりになるということが、とても多いのです。これも感じ取るのはなかなか難しいのですが、言うなれば、この半荘そのものが、色なり支配筋なりを決めあぐねているのを、ガッツリ寄っていくその瞬間を捉えて予測して、それに沿って自分の手組みを構築していくと、良いことが多かったりする、ということです。流行りの色を、自分の得意な色、自分だけが得意な色にしてしまう、といった感覚です。良い牌の寄りに恵まれて、うまく場況の波に乗っていければ、の話ですが、、、。)

(話が突然変わりますが、以前、四人麻雀は基本3フーロから支配筋が変わると書きましたが、例外はたくさんあるようで、新発見をしたので記述します。誰か一人が役牌二つの続け様の鳴きをした時や、誰か一人が本来の自分のツモ筋に戻らない形での鳴きを2フーロ入れた場合、3フーロ目まで行かなくても、支配筋が変わることは、充分たくさんあるようです。何家から鳴く、も、重要なポイントなのかもしれません。だが、また、全然変わらない場合もある。つまり、オカルトは、感じ取るしかないんです!! 結局? 笑)

ひょっとしたらピンズが強い色なのか、、?
いや、どうだろう。今日の僕の出来具合だと、まだ、もう一捻りぐらい、あるかもしれない。ただ一つ確かなこと、258だ! 258の受け入れ、待ち、を、最大限大切にしよう。

東2局 ドラ⑨ピン 
さっそく、僕に、分岐点が訪れた。

13345788s①②③⑦⑦⑨ピン

1枚、切らなければならない。
間2ソウの聴牌ならば、258にかかっているので、まだ、東2局、即リーチの一手です。
ドラ表示牌の⑧ピンが、上家の方が早々に切っていて、場に2枚見え。ソウズの上の方はどうかと言うと、9ソウが、場に3枚見え。どこも比較的厳しい受け入れ枚数状況。

僕はここで、小考して、打、7ソウを選択。1番受け入れが多かったであろう69ソウ待ちを捨てて、最悪、⑧ピンが枯れた時の8ソウと⑦ピンのシャンポン待ちも辞さない考えで、最後まで今のアヤ牌である、⑧ピンの受け入れを逃さない形を選択した。

俺が、人生の大部分で培ってきた麻雀が、偽りのものでなかったならば、これが、これが最良の選択の、、、はず! なにか、なにか引けえ!!!

場が煮詰まっていく。3枚目の⑧ピンが場に放たれる。上家に、鳴きが入る。緊迫。さらに上家が鳴いて、手を進めている。
次の俺のツモ、、は、、⑧ピン!!!!
「リぃーチぃッ!!」

 ー  1334588s①②③⑦⑧⑨ピン  ー

リーチドラ1の、出あがり2600点の手。マナーが悪くならないように、そんなに叫んで発声はしてはいないが、少しだけ、リーチの発声の声が上ずった。
この時、全員、ソウズがめちゃくちゃ安い場況。僕の河にはソウズは1ソウと7ソウしか切れていないが、みんな、仕方なしにソウズを切っていく。どんどん切っていく。全員からソウズしか切られない。5ソウも切れる。筋になる。2ソウが、出る。
下家から出あがり2600点! 裏ドラは、乗らず。

ふ~っ、ツモれなかったかあ。バシッと引いて決めたかったなあ。状態が、まだまだってことかぁ。
でも、点数以上の何かを得たこの感覚。

次局、東3局、ドラは、東。
親が10巡目に、この形で、下家の方から9ソウでの出あがりをする。

東東34556799s 白白白ポン
5ソウの1枚は、赤牌です。

白、ホンイツ、赤、ドラ2
18000点の横移動。僕が6ソウを切ったあとに下家の方が9ソウを切ったら、ロンと言われたのでびっくりした。割と早い巡目、ソウズでの仕上がり。たぶんテンパイしてすぐのあがりじゃないかな?

上家がまた加点して、その後回ってきた親番で僕もチョロっと加点した。
南1局は、そのトップ目の上家が対面の方に満貫を放銃。
続いての南2局、僕の体が、咄嗟に反応した。


二萬⑥ピン南白発12337899s ドラは⑧ピン


この配牌から、第1打目に放たれた上家の2ソウをチー。そして、打、二萬。体が、勝負を、ソウズを求めた。
俺のさっきの間2ソウでのあがり、さっきの上家のソウズのホンイツ18000、この半荘は、間違いなく、ソウズの場だろ!! ホンイツ、もしくは、その上までも行ってやる。見切った! 俺、得意の閃きチー!!!


やはり展開が僕に、いや、ソウズそのものに味方しているようだった、まるで。
その後、6ソウをチー出来て、9ソウもポン出来て、道中にツモってきて内蔵していた14ソウで、そのままノベタンの14ソウ待ちに仕上がった。

1234  999ポン 678チー 123チー

もし今、日吉さんが実況していたら、
「麻雀では、これが上がらなかったことはない!! ね、土田さん!?」
土田さん「アッハッハッハッハッハッハ、」

って言ってくれたりするんだろうなあ、、。

数巡後、イーソーをツモり、僕のあがり。2000、4000の、満貫。対面と上家と僕の拮抗した状態から、少し抜けて、この半荘初めてのトップ目となる。
僕40000点台、上家36000点台、対面33000点台。

南3局、上家の親番、ドラは七萬。
3巡目、親が早々に6ソウを678の形でチー。タンヤオかな? 僕は前局のあがりで気分が良い。でも配牌はかなり厳しい。でも、何とかなるだろうと思っている。いや、思ってしまっていた。
7巡目、何となく持ってきた2ソウをツモ切った。

「ロンッ!」

発声と共に2着目の親が手配を倒した。

22s③④⑤ピン二三四七七萬  678チー

タンヤオドラドラの、5800点の放銃。2ソウとドラの七萬のシャンポン待ち。親から、3ソウがつい今、手出しで切られたところだった。

うわあああああああっ!! これは、やっちまった! 巡目の浅さに、甘えてしまった。いや、巡目は全く言い訳にならない、この状況。親の早仕掛けに、最大限警戒を払うべきだった! ある、ありえるじゃないかこの可能性が! ソウズのアヤも読めていて、タンヤオも読めていて、何をやっているんだ俺は! イーソーを第1打に切ってしまっていたから、2ソウは完全な孤立牌、、。いや、そういうことじゃない、親に最大限警戒を払えば、そう易々と切ってしまえる牌ではないんだ、この2ソウは!! うわあ、さっきあがった、イーソーの1個上を行かれる2ソウ待ち。高度な守備力を持っていれば、止められる2ソウなのかこれは。いや、何より元より、完全に油断をしていただけだ、この俺が!! バカがっ!!

続いた1本場は、対面の役無し間6ソウの、ツモ赤1のあがり。2着目まで、まくられてしまう。
南4局、僕の最後の親番。またまた上家から速攻の仕掛けが入って、もうどうにもならないチェックメイト。僕の手牌にはどうやっても扱えない五萬を切って、上家にタンヤオのみを放銃して、半荘終了。

結果は、32000点台の、3着。


あれだけ、頑張って、色々やって来て、、、
3着!?!? 
ちきしょう! ちきしょう! ちきしょう!
ちきしょう! ちきしょう!!!!

麻雀とは、最高のあがりを演出できた者が勝つ競技では、ないのか、、
いや、、いや、、
ちきしょう!!

とにかく、攻撃も守備も、人類の誰よりも突き抜けて到達してやる。


本日の最終結果は、半荘2回打って、
3着3着。
-32.6ポイントでした。

長くなりましたが、最後までご覧頂きありがとうございます。本日の教訓です。

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