オカルト麻雀対戦記 vol 1

2022年11月07日 月曜日
秋葉原 雀友倶楽部 (ほぼ最高位戦ルール)

今日からザックリと対戦記録を書いていこうと思う。可能な限り、印象的なところを、掻い摘まんででも。これを自分の主要なルーティンにしていきたい。

昨日のアベマでの全国アマチュア最強戦の興奮も冷めやらぬ中、秋葉原は雀友倶楽部へ。

2半荘打つつもりが、1時間近く待ってしまい、1回勝負に。(Mリーグの放送に間に合わないため)

東1局 0本場 南家 ドラ 北
配牌
 東北中中③③⑤⑤⑦ピン13s二三萬

中が対子で、両面ひとつで、ピンズが少し多めで、、。
皆さんは、この配牌をもらった時に、何を思いますか? はたまた、何を感じますか?

(パッとしない手だなあ、まあまあそこそこ、どうやったら最高形になるだろう・・・)

僕はこの手をもらったら、いや、もらった時実際に、ピンズかソウズの、リャン、ウー、パー、のあがりになるな(自分も他者があがる場合も)、リャンウーパー(258)の、あがりの、1局になるな、と思いました。

これは、僕が24年間麻雀をやってきて、そう思う経験則です。外れる場合も勿論たくさんあります。でも、7~8割は当たります。外れたら外れた時にまたそこから場の展開を予測して行けば良い。
そして、これは、この配牌をもらった時に、実際に卓の前に座っていて、同時にひっそりと感じたことなのですが、確かに、場は、258の場だけど、僕は、自分の状態が、そのアヤの258まで、達していないな、出来上がっていないな(普通に進めたらあがれない)、とも感じました。

とすればこの手牌、どうして行きましょう?
そうです、鳴きの出番です。スピード、次に形の良さを求めに行きます。(自分の状態が良いと感じていれば、または、悪すぎてどうにもならないと感じていれば、鳴かない選択、局面も、あります。まあ、今回は東パツですし、鳴くことの方が多めな気はします)
中は、一鳴きします。ドラの北は、道中、タイミングが合って重なれば採用で、この手牌では、自然と、聴牌まで切らないことになりそうだけど、、。

第1打目は、持ってきた9ソウのツモ切り。親の上家から出た中を一鳴き、すぐに四萬を引き入れ、対面が⑥ピンを2枚捨てていて、⑦ピンを切って、⑤ピンのポンにスリムに備える。案の定、対面から⑤ピンが放たれて即ポン! ドラを放つ。その後またすぐに4ソウを持って来て、最終手出し1ソウの、気づけば当初感じていた予定通りの、

二三四③③34 ⑤⑤⑤(ポン)中中中(ポン)

ソウズのリャンウー、1000点の聴牌。
割と早い巡目でたどり着く。
きっと僕が聴牌一番乗り、いや、僕だけが聴牌のはず。

その後、すぐに上家の親からリーチが入る。
現物を持ってきて、捨てる。

(この仕上がり方をした時に、親のリーチが来たから、安手だからといって、オリる選択肢は、まず無い。結局あがりが拾えずに巡目が深くなって、ハイテイ間際まで来た、とかならまだ可能性はあるにはあるが、ここはたとえ36000点打ち込んだとしても、良い悪い、どっちの結果になったとしても、あがりにリンクして行かなければならない場面、オカルト的には。ここで下手にオリて、うわあ、あがってた、その後6000オールツモられたあ、は、そっちの方が厳しい展開が待っていると思う。たった1000点のかわし手でも、予測通り場面にリンクしていけた、これは謂わば、かわし手でもありまた同時に、超勝負手なのだ。)

すぐに、対面の方から2ソウが放たれて、僕のあがり。リーチ棒も合わせて2000点の収入。親にも通っていない2ソウだったが、うまく拾えて、点数以上の見えないアドバンテージを得た感覚。

その後、親番で小刻みに稼ぐも、下家の方の、メンタンピン裏1、47ソウ待ちの満貫出アガリがあり、僕の小さな放銃も2回あって、点数状況は、
トップ目、下家36000点台
2着目、 僕 34000点台、
そして、勝敗の超分岐点となった、衝撃の、東4局、2本場へと突入する。

前局、一四萬の待ちのあがりで、対面の親が連荘。僕は、漠然と、前局のあがりをなぞって、どこかの色の147の待ちのあがりになるだろうと推測し、手を進めていた。
数巡経って、僕の手牌はこうなっていた。

二二三四五六八八八八萬 北 ③⑤ピン

上家が、⑥ピン3枚切っていて、場に③ピンが僕の目から4枚見えていて、全員、ピンズがパラパラ切れている。間④ピンは絶好の待ちに見える。リーチでも良いくらい。萬子の待ちも、流行りの7にかかっている。これはもらったかなと思っているところに、六萬を持ってきて安パイの北切り(ポンにも備える)、次に五萬まで持ってくる。清一タンヤオだ! これなら鳴いても行こう! ノリノリで③ピンに手を掛け切って行く。その、切った刹那、あることに気づく。

パラパラ切られているピンズの中に、よく見たら、四萬が全部で3枚場に切られている。七萬まで、1枚切られている。見落としてた!(バカ笑) ピンズに目が行っていて、場の変化ばかりを普段から注視していて、全然萬子の枚数に気がいってなかった!

次のツモは・・・④ピン!!!!
聴牌逃した! 
外したら、外した途端、来る!!!!
(人生と一緒。お家芸。)

すぐになんとか七萬を1枚引き入れ(一発ツモでした笑)、
最終的に、

二二三四五五六六七八八八八

の、四萬が全枯れ、七萬が目に見えて2枚しか残っていない、清一タンヤオの四七萬の聴牌となった。

途中、一萬をツモって来て、小考してしまって、マズいと思って、わざと3人みんなの捨て牌をぐるっと見渡したりなんかして(たまに近藤誠一さんがやる仕草)、何事も無かったようにツモ切って(いや小考で止まったわ笑)、その後3巡して、対面の方から、七萬が出て、12000は12600点のあがりとなった。

あがった後、3人から、「おお、清一!」と微かな歓声が起こって、よかったぁ、バレてなかった、と、胸を撫で下ろした。

雀友倶楽部は、45分プラス1局で半荘が終わる。南場に入って、僕以外の全員が聴牌流局したところで、対局は終了した。
最後の局、暗カンも入って、下家がリーチタンヤオドラ1、裏ドラ何枚乗る? 的な、69ソウ待ちのリーチを終盤かけてたので、危なかった。

初めて対戦記に載せる半荘の結果は、
1回打って、トップ!!
+44.4 
この数字の並び! 人類や麻雀打ちが、1番嫌うヤツ! 笑笑

もし、最初の局、2ソウで打ち取れていなかったら、、
もし、あがり逃しの後の、あの清一、あがれていなかったら、、
もし、この半荘、南4局の最後まで進んだら、どうなっていたのだろうか、、、

めちゃくちゃ展開運に恵まれた上での結果だが、ひとまず、素直に喜こぼう。なんとか自分の思考の先に、得られた幸運だったのだから。
今日の3人はたぶん一般の人たちだったが、まだ見ぬ強豪プロたちとの対戦をメインに、これから載せていきたい。

今回は初回なので、特別に、二つ、教訓を載せて終わりとさせて頂きたい。

教訓1
麻雀の調子の良さや悪さは、感じるもの。
何となく、心や体に身に纏っているもの。
そしてそれが、とても尊い。

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