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Agent WorkspaceでList型の選択肢が表示されないときの解決法

Agent WorkspaceでList型の選択肢が表示されないときの解決法をご紹介します。

Agent Workspaceとは

Agent Workspaceは、担当者が顧客からの質問を解決するために必要なものにすばやくアクセスできるようにするツールです。
IT Service Management、Customer Service Magement、HR Service Deliveryなど様々な業務領域でAgent Workspaceが提供されています。

下記キャプチャはIT Service ManagementのAgent Workspaceの画面です。Workspace内でインシデントと問題を一括で表示したり、Agent Assistで解決の手段を提案することができます。

Agent Workspaceの項目設定

Default Viewとは別にAgent Workspace Viewを設定します。
Agent WorkspaceViewの編集はアプリケーションスコープを変える必要があります。

例えば、Agent Workspace上のインシデントフォームを変更したい場合はITSM Workspace applicationでViewを設定します。


List型(複数選択)をAgent Workspaceで作成すると選択肢が表示されない

ここからが本題です。Default ViewでList型を作成した場合、通常であればChoice Listから複数選択が可能です。

一方でAgent Workspaceで同様の項目を表示させたときに選択肢が表示されない状態となってしまいます。

原因

Agent Workspaceの場合、Choice Listを設定していてもReference Specificationが優先されるから。
Default View(Platform UI)であれば、Choice Listで設定した選択肢のみ表示さるようです。

解決方法

下記の設定項目上で、ReferenceにChoice[sys_choice]テーブルを指定して、Elementでフィルタ条件を設定することで設定できます。

ReferenceでChoiceが選択できないような仕様となっているため、まずはReference Spesification上でChoiceを選択可能にしましょう。

手順1
ReferenceのConfigure DictionaryからName is not sys_choiceの条件を削除する。


手順2
Reference = ChoiceとしてElementでフィルタ条件を設定する。

結果

List型の選択肢が表示されるようになりました。

実際に複数選択が可能となります。

以上、今回はAgent WorkspaceでList型の選択肢表示方法をご紹介しました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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