赤坂のServiceNowコンサルタント

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最近の記事

インシデントが発生したサービスの構成情報を確認する

ServiceNowではDiscoveryで取得した構成情報をインシデントに紐づけて影響調査に活用することができます。 今回は、インシデントに紐づけた構成機器から構成情報を確認する方法をご紹介します。 インシデントから構成情報を確認する インシデントテーブルのConfiguration Item項目から構成情報を紐づけることができます。 Configuration Itemの横にあるトーナメントのような形をしたアイコンをクリックするとDependency View画面

    • インタラクティブなダッシュボードの作成方法

      インタラクティブフィルターでは閲覧者がその時に見たいデータだけにダッシュボードのレポートを絞ることが可能です。日時、チョイス、レファレンスなどの項目を通し、フィルターに該当するレコードのみがレポート表示されます。 設定方法 ダッシュボード画面の「Add Widget」アイコンを押下し、「Widget Category]から「Interactive Filters」をダッシュボードに追加します。 続いて追加下下記Widgetを利用しインシデントテーブルのレポートをカテゴリ

      • 【ServiceNow】インスタンス上部にカスタムメニューを追加する方法

        Tokyoバージョンからの新機能で、プラットフォームの画面上部(バナーフレーム)にカスタムメニューを追加できるようになりました。結構便利なので紹介します。 設定方法All > Now Experience Framework > Unified Navigation Menusを開き、「New」を押下します。 今回はカスタムメニューという名前で作成します。Orderが表示順(小さい方が左)を、Visible Roles・Hidden Rolesで権限ごとの表示・非表示を設

        • 【ServiceNow】Catalog ItemにおけるClient Scriptの共通処理に対するダブルメンテナンス回避

          Catalog Itemにおいて、複数のVariable内の1つの更新をトリガーにして特定の共通処理を実行させたい状況は多くあります。簡単な例だと、複数のVariableが更新される度にそれらの値の平均値を算出して特定のVariableにセットしたいという状況です。実現する方法としてClient Scriptを対象のVariable数分用意する方法が考えられます。ただ対象のVariable数が多いと共通処理を記述するClient Scriptも多くなってしまい、メンテナンスが

        インシデントが発生したサービスの構成情報を確認する

          Scheduled Jobのタイムゾーンを設定しよう

          決まった時間に、律儀に処理をしてくれるScheduled Jobって便利ですよね。 ただ、インスタンスのタイムゾーンによっては、Scheduled Jobが設定した時間に動いてくれないという事もあります。 Scheduled Jobにはタイムゾーンを設定するフィールドがある デフォルトビューのフォームには表示されていませんが、実はScheduled Jobにはタイムゾーンを設定するためのフィールドがあります。 タイムゾーンが未設定の場合、インスタンスのデフォルトのタイ

          Scheduled Jobのタイムゾーンを設定しよう

          【ServiceNow】メールの受信をトリガーにして問い合わせチケットを起票する方法

          メールの受信をトリガーにして問い合わせチケットを起票する方法をご紹介します。この機能をPowerAutomateと組み合わせるとTeamsから問い合わせチケットを起票することができます。 設定方法1. トリガーをInbound Emailに設定します。 今回はSubjectの条件も追加しておきます。 2. 受信メールの内容からIncidentレコードを作成します。 今回はメールのSubjectをShort Descriptionに記載します。 今回は実装しませんが、メー

          【ServiceNow】メールの受信をトリガーにして問い合わせチケットを起票する方法

          AdminからのUser Preference管理・設定方法

          今回はUser Preference のGlobalとUserごとの管理方法をご紹介します。システムの立ち上げステージはもちろん、立ち上げ後でも簡単に管理ができます。色覚多様性者向けの設定を例にご紹介しますので、是非最後までご覧ください。 User Preferencesとは右上のプロフィールアイコン > 設定からアクセスする、表示、アクセシビリティ、通知、デバッグの四つのユーザー設定カテゴリーです。 日時形式、言語、キーボードのショートカットキーの有効化などの設定でユー

          AdminからのUser Preference管理・設定方法

          【ServiceNow】リストビューでのレコード編集時にアサイン先グループとアサイン先の整合性を保つ方法

          ServiceNowにおいてリストビューからレコードの一部を編集できる機能はみなさんご存じだと思います。今回は、リストビューでのレコード編集時にアサイン先グループとアサイン先の整合性を保つ方法を紹介します。 標準画面の確認確認用に、グループメンバーが1人しか存在しないグループ2つを作成しました。「Abel Group」にはAbelが、「Beth Group」にはBethが所属しています。 「Beth Group」のBethをアサインしているインシデントレコードをリストビュ

          【ServiceNow】リストビューでのレコード編集時にアサイン先グループとアサイン先の整合性を保つ方法

          【ServiceNow】関連リストをスクリプトで自作する方法

          各テーブルのレコードのページに表示される関連リストは、そのレコードを参照している他テーブルのレコードをフィルターして表示します。一方で、関連リストをスクリプトで自作することが可能です。これにより複雑なクエリ結果を関連リストに表示することができます。本記事では例としてユーザテーブルにそのユーザが所属している部署のメンバーを関連リストに表示します。 スクリプトに基づく関連リストの作成関連リストのスクリプトを格納しているテーブルはアプリケーションメニューで[System Defi

          【ServiceNow】関連リストをスクリプトで自作する方法

          読み取り専用のReferenceフィールドにInfoアイコンを表示する方法

          参照型のフィールドには、Infoアイコンが表示されて参照しているテーブルのレコ―ドを表示させることが出来ますよね。 ただ、フィールドがReadonlyの場合はこのInfoアイコンが表示されません。 今回は読み取り専用のReferenceフィールドInfoアイコンを表示させる方法を2つ紹介します。 方法① プロパティの設定を変更する ”glide.ui.reference.readonly.clickthrough”というプロパティがあり、この値をTrueに設定すること

          読み取り専用のReferenceフィールドにInfoアイコンを表示する方法

          【ServiceNow】ナレッジの閲覧・使用回数をカウントする方法

          有益なナレッジを蓄積するために、よく閲覧されているナレッジやインシデント対応時に参照されているナレッジを抽出したいといった要望が出ることがあります。 今回はナレッジの閲覧回数・使用回数をカウントする方法をご紹介します。 Knowledge Use[kb_use]テーブルナレッジの閲覧回数・使用回数はKnowledge Use[kb_use]テーブルでカウントされます。 ナレッジを閲覧・使用したときに、記事と閲覧・使用履歴がを記録するレコードが作成されます。 Viewed

          【ServiceNow】ナレッジの閲覧・使用回数をカウントする方法

          【ServiceNow】便利なショートカット3選&そのカスタマイズ方法

          ServiceNowには様々なシートカットキーや便利な仕組みがあることをご存知でしょうか?今回は毎日使える大変便利なショートカットキーとそれをUserごとにカスタマイズする方法を紹介します。 まずはDefault設定でも利用可能な便利Keyboard ショートカット のTop 3を紹介します。 1. Application Navigator ShortcutWindows: Ctrl - Alt - C Mac: Ctrl - Opt - C Navigatorを開い

          【ServiceNow】便利なショートカット3選&そのカスタマイズ方法

          【ServiceNow】Flow Designerにおいて承認レコードの期日を変更する方法

          ServiceNowでよく利用する承認レコードの期日を、Flow DesignerのAsk  for Approvalアクションで変更する方法を紹介します。 標準画面の確認ServiceNowの承認は、承認[sysapproval_approver]テーブルに生成されます。承認テーブルは「期日」フィールドで承認の期日を管理しています。承認レコードはScript Include、Workflow、Flowなど様々な方法で生成されますが、基本的には作成日がそのまま期日となります

          【ServiceNow】Flow Designerにおいて承認レコードの期日を変更する方法

          そんなこともできるの!?XMLファイルのすごいところ

          こんにちは。複数環境間でレコードを管理するために、XMLファイルを用いてデータを移送する人も多いと思います。 今回は、「XMLファイルってそんなことも出来たの!?」という事を紹介し ます。 XMLファイルには添付ファイルも含まれる 結論から言うと、XMLファイルでレコードを移送する場合、なんと添付ファイルまで含まれて移送することが出来るんです。 実際に試してみる まずは適当なレコードに添付ファイルをつけてみます 添付ファイルをつけたレコードをXMLで出力します

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          Agent WorkspaceでList型の選択肢が表示されないときの解決法

          Agent WorkspaceでList型の選択肢が表示されないときの解決法をご紹介します。 Agent WorkspaceとはAgent Workspaceは、担当者が顧客からの質問を解決するために必要なものにすばやくアクセスできるようにするツールです。 IT Service Management、Customer Service Magement、HR Service Deliveryなど様々な業務領域でAgent Workspaceが提供されています。 下記キャプチ

          Agent WorkspaceでList型の選択肢が表示されないときの解決法

          【ServiceNow】作業メモと追加コメントの表示を制御する方法

          インシデントなど、タスクテーブルを拡張したテーブルに備わっている「作業メモ」と「追加コメント」の表示を制御する方法を紹介します。 標準画面の確認インシデントフォームを確認します。標準画面では、インシデントの新規作成時は「作業メモ」と「追加コメント」が並んでいます。 インシデント作成後は、フォーム画面では「作業メモ」のみが表示されています。「すべてのジャーナルフィールドを表示」ボタンを押下することで、「作業メモ」と「追加コメント」の並びを制御することが可能です。 「作業メ

          【ServiceNow】作業メモと追加コメントの表示を制御する方法