イスタンブールの朝

イスタンブールのホテルは、きちんとお湯が出る、しかも、温度調整が数字で示されている!(日本では当然だが、ないところで生活していると、日々の生活のシャワーの温度調節ですらストレスなので、実にありがたい)。熱湯や冷たすぎる水がでるのではとひやひやしながらのバスタイムではないせいか、実によく眠ることができた。しかも朝食は、野菜、果物、おかず、もりだくさん、オムレツの作成もある。もちろん、オムレツ注文。ざくろもザクザク切ったものが山盛り、なるほどこれが、吉祥果のルーツか。日本のざくろはあっても小さいので、いかにものびのび育ったこのざくろ、文明先進国地域の歴史を思わせ、所属学部がアジア中東学部というのも、認識がかわった。せっかくの初めてのイスタンブールなので、見物も悪くはないが、チェックアウトは12時なので、むしろ欧米流ステイで、私も含めて日本式の見物三昧の観光ではなく、今日は仕事の会場にいくまでバスで午後いっぱいの移動になるため、午前はせめて半日、ホテルでゆっくりしようか。こう書いていて、なるほどと思い始めたのだが、欧米は先進国と思われがちだが、基本的に寒い地域が多いので、食材は豊富でもなし、日常生活も、暗くて寒いので(とはいえ、慣れた現地人の方は日本人がセーターとダウンジャケットなしではいられない気温でも、Tシャツで平気でうろうろされているが)、あったかいリゾート地で観光もせず、ひたすらのんびりしてチャージすると。ただ、そうなると、この理屈では、あったかくて食べ物も豊富なイタリア、スペイン、ポルトガルは?ということにもなるのだが。

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