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2023 G1グランプリ

それは旅行先で出た朝食が始まりだった。
広島県 海軍の島、江田島の名ホテル 江田島荘。
そこの朝食に供された鯛と味噌を混ぜたもの・・・
鯛味噌というそのままの名前のアイテムに、心を打たれて自分用のお土産として購買。

自宅で食べてもやはり美味い。
ご飯が進む。

そもそも我が家は米の消費量が割と多い。
夫婦二人だが、しょっちゅう米櫃への補充を行っている気がする。
そう、我々は米が、ご飯が好きなのだ。
愛していると言ってもいい。

そんな折、入手してしまった鯛味噌というご飯のお供を前にして、
悪魔のようなイベントが脳裏に走る。
確か2023/12/9のことだった・・・
悪魔的なこの思い付きを妻も最大の賛辞を持って、賛成してくれた。
会社で企画部長を狙える!という謎のお墨付きまで頂けた。

ご飯のお供を一同に集めて、最大トーナメントを開催する。
タイミングは2週間後、クリスマスイブ!
大会の名称は「G-1(ごはん1)グランプリ」と決定した。
開催は真冬だが、新日の夏イベントのような名称の大会となった・・・

我々は準備に時間をかけた。

まずはwebでの調査。
「ご飯のお供」で検索すると、1千万件以上のヒット。
最初に通販サイトを見てみるも、多すぎてなかなか決められない。

闇雲に探すのはよくないということで、まずはジャンルを分けて
抜け・漏れの無い体制を目指すことにした。

大会組織委員会(妻と私)での開催への会議において、真剣な討議が行われた結果、以下の部門から選考を進めることとなった。
TKG部門、佃煮部門、ふりかけ部門、海苔部門、味噌部門、魚卵部門、納豆部門、鮭部門、お茶漬け部門の9部門を埋めていく、各部門を網羅する形で選手を集める体制が決定。
基本的には全部門から最低一人の選手が参加できるよう、参加選手達のスカウトを進めていくことを大会運営の方針として確定。
なお、開催が決定した翌日からは、ご飯のお供達は「選手」という呼称がいつの間にか浸透していた。

スカウトは急ぎの仕事となったが、出来るだけ通販は少な目にして、東京の専門店をリストアップしていく。
やはり組織委員会が現場を自分の目で見ることは重要である。

魚卵は築地、佃煮は新橋、間にある銀座には各県のアンテナショップが多数あることから、こちらでも時間を費やして参加選手の選考を進めていく。
岩手、長野、熊本、香川・愛媛、岡山・島根・・・各地域のまだ見ぬ原石を探していった。
5時間以上かけて、スカウトツアーは終了。
部門によっては通販サイトの力も借りていく。ここでは北海道の鮭や、九州の味噌がエントリーを果たした。

開催前日には妻が会社でネギ味噌をもらってくるという、枠外からのエントリーも発生。
ちょっとしたブレイキングダウン状態に興奮しつつも、さらなるスカウトに我々は下北沢に向かう。
納豆専門店、玉子専門店にて追加買い出しを行い、満を持して大会の開催をむかえることとなった。

なお、スカウトを続ける中で、参加選手の数が予想以上となったことで、1日での開催は不可能と判断。
2Days(12/23、12/24)での開催となった。

日本を寒波が襲う中、我々は大会初日を迎えることとなった・・・
(初日の内容は次回のnoteに持ち越し)

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