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【轟音感想】Signs of the Swarm - Vital Deprivation


はじめに

デスコア、若い世代に人気らしいですね。
”らしい”というのは未確認情報でして、デスコア好き!って方をリアルはもちろんネットでも見かけていないからです。
僕も若い世代とはいえない世代”アラフォー”ですので、世代を超えてデスコアリスナーを探したり出会うこともなく、
あと情報発信されている個人にGoogleから辿り着きにくいですよね。
Googleで気になるバンド名を検索しても、サブスクとレコードショップばっかりが結果に並んでるみたいな。
結果的に、自分で探して自分で聴いて感想を書く、繰り返し、になってます。
このnoteに書いて公開してるのは、自分にとって文章を書く動機になってるし、書くことが新たに探して聴くモチベになってるからです。

Signs of the Swarm

てなわけで今回もSigns of the Swarmです。ペンシルバニア州ピッツバーグ出身のデスコアバンド。
一旦、違うバンドを挟もうと思ったんですがリリース作品を聴いていると、思った以上にかっこよくて抜け出せそうにないです。
すごいぜ、Signs of the Swarm!今回は2019年リリースの3rdアルバムです!

メンバー

Bobby Crow Bass
Cory Smarsh Guitars
Jacob Toy Guitars
Jimmy Pino Drums
David Simonich Vocals
間違い探しのようですが、2ndからメンバーが一人交代しています。
VoのSimonichが新たに加入しています(前作ではMcCreery)。
次作ではDrのPinoが脱退して、BaのCrowがDrへ。Baが新規加入する流れになります。

収録曲

1.Vital Deprivation 00:46
2.Tempting Death 03:09
3.Celestial Ascendance 03:52
4.Malformed Dissonance 02:35
5.Lost Within Reflection 04:51
6.The Blood 04:25
7.Crown of Nails 03:24
8.Undying Fidelity 03:16
9.Inevitable Affliction 03:04
10.Malevolent Enslavement 03:44
11.Martyr unto Dusk 03:35
Total 36:41

感想

めちゃくちゃかっこいいの(語彙力)
荘厳さを備えたことで血管がブチ切れそうな狂気に禍々しさが加わって、音像がより手がつけられなくなりました。
スラミングを主軸に、テクニカルブルデス、ハードコア、グラインドコア、メロデス、ブルデス、のエッセンスを散りばめた凶悪極悪リフを重ねに重ねて、速さと勢いだけに任せないどっしりとしつつも展開やリズムを変わるがわる披露する様は紛れもなく超絶技巧者。
色んな要素を詰め込む、ってジャンルの限界を押し拡げるよくある展開で、結果的に”何をしたかったんだろう・・・”と中途半端な展開になることもあるあるですが、このSigns of the SwarmのVital Deprivationというアルバムにおいては、
全部の要素が突き抜けてて、尚且つどの要素も成り立っている、というハイレベルな構成をしてます。
基本はブルータルです、もちろん。
いやー、すごいです。ほんとすげぇ。

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