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想い

先日、歯医者さんに行った時のこと。

虫歯とかではなく、定期的に行って掃除したり、チェックしたりしてもらっている。

水を使うので、顔にタオルをかけられる。

なので、口は開いてるけど、目は閉じている。

そんな時なのに、突然、遠い過去のことをおもいだした。


それは、24歳くらいから30歳くらいまでの長い期間、一緒にいた彼の話。

女癖が悪くて、いわゆるセフレがいたり、私に嘘をついて、男女4人で旅行に行ったりもしていた。

どれもこれも私にとっては、最悪だったけど、

最悪の局地だったのが

週末に泊まりで行っていた仕事先で、その店の雇われ店長の女(既婚)とデキてしまったこと。

いや、正しくは、一夜の過ちだった。
その時は、、、。

その後、私と付き合っている間は、彼と彼女がそのような関係になることはなかったようだ。

それが、彼女に火をつけたのか知らんけど、その後もやることなす事、最高に嫌な女で、とにかく、私の知る女の中で、最低最悪な女だった。


ある事がきっかけで、私は彼の元から去ることを決めた。

とっとと引越し先も決めて、その地を離れた。

その後、彼女は、離婚して、彼と結婚した。

私は彼が彼女と結婚した後も、彼とメールで連絡を取ったりしていた。
彼女の愚痴を聞いたりもした。

だから、言ったじゃん。
そーゆー女だって。

さらに、今、セフレ探してたりするとも言った。


ほんと、最悪な男。
ちょうどいいよ、2人。


長くなったが、こんな事があり、私の中では、ずっと「あんな男」扱いをしていた。

けれども、歯医者で思ったことは、

私、好きだったんだな。

本当に彼のことを好きだったんだな。
と、純粋にそう思った。

ちょっと自分でもビックリだったけど、

これって、自分のこと赦したって事にもなるのかもな。

なんて事を思って、何かが溶けていった感じがした。


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