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1999年3月24日(水)

【ニュー富士:羽田 晴信・岩川 慎吾】
「いやー面白いわ」
「もうセブン機はこれでいいよね」
 並んでパチンコを打ちながら羽田 晴信が発した言葉に、岩川 慎吾が笑顔で返事を返す。ここはパチンコ屋『ニュー富士』。本日午前中は別々に鍛錬を行った羽田と岩川であったが、鍛錬後に合流しゲーム&喫茶『AXIS』喫茶部でランチを一緒に食す。その後でどうするかを話し合い、隣のゲーセンでゲームをするか、パチンコ打ちに行くかで悩んだ結果、『ニュー富士』にパチンコを打ちに来たのである。平日の昼間ということもあり、そこまで客が多くない店内であったが、先月ぐらいに入荷されたCR海物語には結構な客が座っていて、そこだけ大盛況な雰囲気だった。羽田と岩川は普段はスロットを打つので、あまりパチンコは打たないが、海物語の評判を聞いていたので今日は打ってみようということになったのである。たまたま並んで空いていた台に座り打ち始めると、思ったよりも釘が甘く、さくさくとヘソに玉が飛び込んでいく。スロットは打つけど、パチンコがあまり好きではない人の理由として、おそらく1番多いのが回らないということだと思われるが、この台は全くストレスなく打つことが出来る。もちろん交換率や台のスペックなどが関係しているのではあろうが、これなら負けてもそこまでイラつくこともないであろう。そうこうしていると岩川の台に熱い演出が来る。
 リーチ、テッテレレッテッテレレテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケファンファンファンファンファンファンファンファンファンピン、テケッテテーファンファンファンファンテケッテテテッテケッテテテッテケテケテケテケテーレ
 1と9のダブルリーチが掛かった瞬間に右枠外から魚群が出現。その後マリンちゃんが出てきて無事に1図柄でフィーバーとなった。この確変が結果リミッター制限である5連チャンまで伸びたので、岩川の席の右側にドル箱が詰まれる。また、岩川の連チャンの間に羽田も確変大当たりをゲットする。それは2連チャンで終わってしまったが、1回分を打ち込む前にまたかかり、2人で仲良く楽しく海物語をプレイするのであった。

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