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2024年4月20日(土)《GB》

《昔読んだ漫画が思い出補正。学研の科学に載ってた漫画が面白かった記憶。それとべーしっ君は名作》
【サクラマチ:富田 正継・新熊 芽衣奈】
「その時まさつぐ少しも慌てず、取り出しましたるカゲマン電池」
「折り畳み傘ね」
 バッグの中から折り畳み傘を取り出し、それを上方に掲げて手を伸ばした富田 正継は、自分が生まれるかなり前の漫画作品のセリフを唱え、それを聞いて新熊 芽衣奈は少し呆れながら返事を返した。ここは大型複合施設『サクラマチ』。本日富田と新熊はデートの約束をしていたので、一旦街に向かうこととなり、黒髪から車で移動する。そして車を『辛島地下駐車場』に停め、『サクラマチ』に移動した。そこでしばらくショッピングなどを楽しんだ後、昼食は3階にある『ぎをん椿庵』で食べることにする。そして昼食を食べている最中に新熊が何か映画を見たいと言ったので、新市街にある『電気館』に向かうことにし、『サクラマチ』を出たのである。車で移動している時は雨が降る気配もなかったので、雨が降っているとは全く予想しておらず、富田は一瞬動揺したが、ここはひとつ格好良く決めようと思い、先程のセリフを発したのである。新熊の軽い突っ込みをスルーし、富田は傘を開いて、新熊も濡れないように傘を差す。そして2人で相合い傘の状態で新市街方面へと向かっていったのである。ちなみに、新熊もバッグの中に折り畳み傘を持っていたが、出すタイミングを逸してしまい、この状態で新市街に到着する。
「あ、ちょっとブンブンでガム買ってくるから待ってて」
 こう言って富田は新市街の入り口にある『セブンイレブン』に入店していく。特に用もなかったので、新熊はスマホをいじりながら外で待っておくことにした。するとすぐに買い物は終わったらしく富田が出てきたので、一緒に『電気館』へと向かう。現在『電気館』では9つ映画が上映されているが、何を見るかは特に決めてなかったので、ポスターを見た直感で『季節のはざまで』という映画を見ることにした。この後映画を見て満足した2人は、特に予定もなかったので、ドライブがてら東方面へと車を走らせたのである。

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