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禁断の恋をしたあの春

恋愛漫画やアニメ、ドラマでは多く展開されていること
そう"禁断の恋"。


僕はそんな禁断の恋を現実でしてしまっていた。


生徒と先生の恋。

僕は、先生と付き合っていた。


きっかけは、あの春だった。



高校に入学した僕は、副担任の先生に一目惚れしたのだ。


阪口珠美先生。まだ教師2年目だそうだ。


珠美:1年間、このクラスの副担任を務めさせていただきます。阪口珠美です。これから皆さんの成長とした姿を見ていくことができればと、思います。よろしくお願いします。


担任:ということで今年は私と阪口先生でこのクラスを指導するので、何か困ったことがあれば、是非相談してください。
 

僕は阪口先生の美しい顔に見惚れていた。


珠美:ニコッ)


笑顔で僕を見返していた。


その瞬間、ドキッとして…
これが恋なのか…なんて思った。




僕は入学して1週間、阪口先生とずっと話すようになっていた。


阪口先生は、ヨガが好きだとか、女性アーティストに憧れて、大学時代に弾き語りをしていたとか。

そんな話を重ねていくうちに、阪口先生の優しさにまた好きになっていた。


珠美:〇〇くんは、恋愛したことあるの?


〇:ないですよ~。こんな顔ですし、モテる要素もないですから。

珠美:そう?可愛い顔してると思うよ?


〇:えっ///


珠美:まあ、高校生だし…今しか出来ない恋愛もあると思うから、楽しんでね笑

〇:…阪口先生は、恋愛経験あるんですか?


珠美:私は…1回だけあったかな。


〇:そうなんですか?


珠美:まあ…色々あってね…高校から大学生の時まで付き合ってたけど、振られちゃってね…笑

 
阪口先生は、無理して笑っていた。


〇:その人、勿体ないですね…。

珠美:え?


〇:僕だったら、ずっとそばにいると思います…


珠美:〇〇くん…?


〇:あ…ごめんなさい…変なこと言いました…


珠美:〇〇くん…先生をからかうのは、早いよ?


〇:え…


そんな感じで、避けられてしまった。



僕は、その言葉を言われてから、阪口先生と付き合いたい…そう思うようになった。


放課後


担任:じゃあ、私は先に失礼します。阪口先生。


珠美:はい!お疲れ様です。


担任:お疲れ様です。




〇:阪口先生。


珠美:!? え、今20時だよ?どうしたの?


〇:部活終わりです。


珠美:あ…そっか。お疲れ様。


〇:先生こそ、お疲れ様です。


珠美:ありがとう笑


〇:先生は…歳下の人と恋愛は、嫌な人ですか?


珠美:どうしたの、急に。


〇:…


珠美:嫌いでは無いよ。逆に歳上の人と付き合いたくはないかな…。


〇:そうなんですか…


珠美:どうしたの?


〇:…

珠美:なに?好きな子でもできた?


〇:まあ…そんなとこです…


珠美:誰誰~?笑


〇:先生です…

珠美:え?私?


珠美:ちょっと!からかうのは早いって言ったでしょ?


〇:いや…からかってないです。


珠美:え?


〇:ぼく、阪口先生を見た時、一目惚れして…それでずっと阪口先生とお話したくて…お話してみたら…優しくてさらに好きになって…


珠美:そっか…気持ちは受け取っておくね?でも、先生と生徒が恋愛って…よくないから。ね?


〇:先生…絶対誰にも言わないですし、バレないようにします…ですから…僕に恋愛…教えてください…。


珠美:…じゃあ…分かった。そこまで言ってくれるぐらい私の事好きなんだね。今の約束を守るのと、少しでも私のことが好きじゃなくなったら、別れること。
分かった?


〇:はい!


そうして、僕と阪口先生の禁断の恋は、始まった。


桜が咲いていた週末、僕と阪口先生は、
バレないように遠出をして、桜デートをした。


珠美:綺麗だね。


〇:先生も…綺麗ですよ。


珠美:どこでそんなこと覚えたの?笑


僕は先生の私服姿にドキドキしていた。



珠美:なんか…久しぶりだなぁ…この感じ。


〇:え?


珠美:大学生の時に付き合ってたこと思い出してね…。


〇:今でも…好きですか?


珠美:ううん。私は…あの時、あの人のこと頭の中になくて…。


先生の表情は曇っていた…







〇:阪口先生…来週も出かけたいです…

珠美:部活は大丈夫?

〇:はい、土曜日なら休みなので。

珠美:うん、いいよ。その代わり! 私とデートする時は、名前で呼んで❤


〇:は、はぃー!(💘⚡️)


あまりの可愛さに…倒れてしまいそうだった。




次の週


先生と、喫茶店に来た。

〇:オシャレですね!

珠美:でしょ? 私がよく行く喫茶店なんだよ。

〇:大人っぽいです…


珠美:大人っぽいじゃなくて、大人なの笑


〇:そうですね笑


珠美先生は、羽織っているものを脱ぐと、
緑のニットの服があらわになる。

ニットのせいで、スタイルの良さが際立ち、
思春期真っ只中の僕には刺激が少し強かった。


〇:珠美先生って…どうして…そんなに美人なんですか?

珠美:あはは笑 すごい褒めてくれるね笑 嬉しいよ

〇:いや…本当に綺麗です。


珠美:~~先生(担任)はどう?

〇:まあ…厳しい時は厳しいけど、基本的に優しくて…好きですね。


珠美:~~先生のお子さんも高校生だから、やっぱり同じ目線で見てくれてるのかもね?


〇:そうなんですね。



それから部活で忙しくなった僕は、1ヶ月1回のペースで先生とデートをし、半年が経った。


ある時、僕が勉強で分からないことがあると言うと、

珠美:私の家で勉強教えようか?


そんな提案をしてきた。


〇:え、いいんですか!?


珠美:私も次の授業の時までのプリント作らなきゃいけないから、いいよ?




〇:お、お邪魔します…

珠美:いらっしゃい。狭くてごめんね。


〇:いえ…そんなことないです。


先生は白いシャツ姿で待っていた。



〇:ここが分かんないです。

珠美:どれどれ~?

珠美:あ~これはね、問題文に~~って書いてあるでしょ? このグラフ見ると~~だから、こうなるの。


〇:あ~なるほど! 教え方上手いですね!

珠美:教師舐めてる?

〇:舐めてないですよ笑


先生は、僕が問題を解いている間に、プリントを作成し、
何故か、床に仰向けになりながら、縫い物を縫い始めた。

横目で見ていると…先生の部屋に来たことの実家を得ていた。

学校やデートの時と違った先生の様子に僕はドキドキしていた。


〇:先生…できました。

珠美:お!よくできたね!ちゃんとまた、復習するんだよ?

〇:はい!


珠美:ご褒美何あげようかな?

〇:珠美先生、僕…。先生に僕のファーストキス奪って欲しいです…

珠美:なに言ってるの!笑 

〇:僕は本気ですよ!6ヶ月付き合って、未だにキスしてないんですよ?

珠美:もう、せっかちさんだなぁ笑


〇:お願いします!

珠美:しっー!!静かに。 お隣さんに聞こえたらまずいでしょ?

〇:すいません…


また、キスはお預けか…そう思っていたとき。


チュッ❤️


珠美:これで満足?


先生は、突然僕の肩を掴み、静かにキスをした。


珠美先生の甘い匂いが、僕の鼓動を速くさせた。


僕は珠美先生と数秒見つめあった。

珠美:ふふっ笑  驚いた表情も可愛いね笑

またキスをした僕たちは…


珠美:触ってみる?

〇:え…いいんですか?

珠美:いいよ


〇:失礼します…💦


珠美:緊張しすぎ!笑


先生の大きな膨らみは、柔らかく…ずっと触っていた。


〇:先生…お願いしてもいいですか?

珠美:うん?

〇:僕の…動かしてくれませんか?💦


自分でもこんなことを先生に言ってしまうことに…驚いている…

けど…


珠美:じゃあ、チャック開けるよ?


そういうと、珠美先生はチャックを開け、パンツの中に手を伸ばし、熱く硬くなった僕の棒を優しく上下し始めた。

珠美:どう?気持ちいい?


〇:うっ! は、はい! 気持ちよすぎます💦


すると先生は、耳元で

珠美:可愛いね…いっぱい出していいからね❤

そう囁いた。


〇:はぁ…はぁ…先生、気持ちいいです!


珠美:じゃあ、これはどう?


先生はシャツの中にローションを垂らし、僕の棒を
大きな膨らみで包み込んだ。

たまらないその感触とシチュエーションに
僕の頭は真っ白になっていた。


〇:先生…💦 もうやばいです!

先生は、その手を止めない。


〇:先生!先生!イク! イックゥ…


白い液体が先生の顔や胸…シャツに飛び散った。

珠美:うわぁ。いっぱい出たね笑 


先生は、そのまま棒を口に咥え、吸い込むように掃除してくれた。


珠美:ふふっ笑 ごめんね、意地悪したくなっちゃって笑


〇:…気持ちよかったです…



月日は流れ、1月。
僕と先生の関係が…1人のクラスメイトにバレていた。


彼女は、柴田柚菜。



そんな彼女に屋上に呼び出された。

柚菜:ねぇ…この前、〇〇くんさ。阪口先生のお家に行ってたでしょ?

〇:!?

柚菜:付き合ってるの?

〇:そんなわけないじゃん!💦 勉強教えてもらいに行ってるんだよ!

柚菜:じゃあ、この写真は何?

〇:!?

柚菜:〇〇くん、やっぱり…


〇:柴田さん…このことは…

柚菜:ごめん…それはできないよ。

〇:そんな…。


 柚菜:でも、どうしても言わないでって言うなら…


〇:…


柚菜:~~。

〇:!?




2月 下旬

珠美:〇〇くん、春休みに入っても、勉強するんだよ?


〇:はい…


珠美:なんか元気ないね。どうしたの?


〇:先生…僕と別れていただけませんか?


珠美:…うん。前に言ったでしょ?
〇〇くんが私のこと好きじゃなくなったら別れていいって。


〇:先生のこと…まだ好きです…だけどバレちゃったんです。


珠美:!?

〇:その人は、別れて私と付き合ってくれるなら…。



あの時…

柚菜:ずっと好きだったんだ~〇〇くんのこと。

〇:え?そうなの?

柚菜:だからさ…私と付き合ってくれたら、先生との関係も話さないから。

〇:!?

〇:分かったよ…


柚菜:やったぁ!これで〇〇くんと付き合える!!





珠美:そっかぁ…私のせいだね。


〇:そんな! 違いますよ…


珠美:でも楽しかった。柚菜ちゃんと、青春するんだよ?ありがとうね。〇〇くん。


〇:先生…


3月、珠美先生は異動となり、学校を離れた。
もらった連絡先に電話をかけても繋がることはなく、
会うことも話すことも出来なくなった。


禁断の恋は、桜が咲く前に散ってしまった。


柚菜とは、そのまま7年付き合い、結婚した。

なんだかんだ相性が良かっただなと今になって思う。


Fin…

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