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少年野球チームの選び方について


■体験会は必ず見に行きましょう

今回は実際に所属チームに違和感を感じた経験と、試合への帯同でいくつかの対戦相手を見てきた経験から、これから野球を始めたいと思われている父母の皆さんへ「少年野球を選ぶときに観察すべき点」について私なりの考えをお話しします。

  1. チームの理念や方針はあるか

  2. 練習時間は週どの程度あるか

  3. 練習時の声掛けは選手に寄り添っているか

  4. 試合における子供(選手)の起用基準

  5. OBコーチ並びにコーチではない父母の参加状況や雰囲気を見る

上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。

■チームにとって理念/方針は大事

ココから書く駄文ですが、
 ・我が子をプロ野球選手にしたい!
という強い信念をお持ちの父母の方には、ぬるく感じられる可能性があります。その前提でお読みいただければと思います。
あくまで「野球」を楽しく子供に学ばせたいという方を想定して書いていきます!

早速ですが、少年野球はボランティアで運営されていることが多いのですが、その場合、選手の「父親」がコーチであることが多いと思います。
(お母さんコーチが居ないことに既に”ヤミ”を感じますが、、、w)

この場合、監督が入れ替わるのはどのくらいのサイクルだと思われますでしょうか??

・・・・・・

おそらく一番多い期間は【1~2年】と思います。

その理由として、少年野球は大別して【6年生以下】と【4年生以下】の大会に分かれるため、”6年生”で少年野球の集大成を持ってくるにあたり、5年生か6年生から、その代の父親が監督に付くことが多いからです。
(※6年以下と4年以下でグラウンドサイズが変わります)

つまり、チームとしてきちんとした「方針」が無い場合、1~2年でチームの雰囲気が変わる可能性があります。

・・・ただ現実的な話として、方針があっても「元気!」「感謝!」など、抽象的で何の効果があるのかわからないものもあるので、あくまで目安として見る程度にはなります。

■少年野球の朝は早く、夕方は遅い

なぜか少年野球はどこのチームも練習時間が長い傾向にあります。
”土・日・祝日の終日練習”という予定を組むチームは未だに多く存在します。

参考用に以下提示ですが、
全日本野球協会『公認野球指導者基礎Ⅰ<U-12>』のテキスト
P.29「長く野球を楽しむための10の提言」には、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.小学生の練習は、1週間に3日以内、1日3時間を超えないこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と記載があります。

選手の数、コーチの数、練習メニューによって、必要な練習時間は増減することになりますが、何でもかんでも「終日」とするチームは要注意です。

小さなお子さんをお持ちのお母さんなら実感いただけるかと思いますが、
低学年はそもそも「終日」も集中力がもたないですし、
小学生に土日終日野球をさせると【月曜日の朝起きない】、
という弊害が家庭に出てきます。

土日で子供が疲弊する、という入部前に見えない弊害は想像以上に家庭内ストレスを高めますのでご注意ください。

■練習時の声掛け&試合の采配について

こちらはとてもシンプルなのですが、監督やコーチの”声掛け”はかなりシビアに確認してください。
ココには指導者の「人となり」が必ず現れます。

以下はよくビジネスフィールドの世界で引用されることがある図です。
(※出典元が分からなかったので著作権違反なら消しますorz)
ボスとリーダーの違いはハリー・G・セルフリッジというイギリスの起業家が説明しておりますのでご興味のある方はググってください。

ボスとリーダーの違い

上記の図はスポーツにおける指導にも重ねられることでして、

【BOSS】のように権威に頼る監督&コーチの声掛けは
⇒〇〇するな/なぜ〇〇できないんだ?/罰として〇〇だ、、etc
 というような上からの言葉が出てきます。
 いわゆる”昭和的”と言われるものですね。

一方で

【LEADER】のように他者を導く監督&コーチの声掛けは
⇒ミスは仕方ない/〇〇君はどう思う?&何をすれば良いと思う、、etc
 というような同じ目線の声掛けをしております。
 スキルの専門用語では「コーチング」という技術ですね。

そして冒頭のポイントには書いていないのですが、体験会への参加だけではなく、本当にそのチームを知りたければ試合を見に行ってください。
可能であれば”ゲリラ”的に見に行くのが良いでしょうか。

試合には練習以上に監督やコーチの人となりが現れます。
 ・選手交代はペナルティ(ミスが原因)で変えていないか?
 ・声掛けはポジティプであるか?
という点を観察すれば、その印象がそのままそのチームの印象と捉えてもらって問題はないと思います。

■最後に高等テクニックですが、、、

試合や練習の場に
 「OBコーチ」が参加しているのか?
 コーチとして関わっていない父母は多いか?
という点もチームの雰囲気を掴むのに良いです。

OBコーチがたくさん居るということは、
そのチームで良い思い出があるから、子供の卒部後もチームに貢献したい!という純粋な気持ちで参加されていることを意味します。

また同様にコーチとして関わっていない父母の参加率(特にお父さんが良いかも)も同じような指標になります。
コーチをしていない家庭の父母が多いということは、チームのために”何かしたくなる”ほど楽しく子供が野球をできているということを意味します。
そして、父母間での変な”派閥”も無くニュートラルな関係でグラウンドに滞在できる空気感をチ―ムが持っているということも意味します。

以上が今回の投稿になります。

…本日は悪ふざけなしのお堅い文章でお届けしてしまいましたね。。。。。

いつか、下ネタで埋め尽くされているのに、、、読んだ後に笑いと学びしか残らない「賢者タイム」を過ごせるような文章を書きたいものですね。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ

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